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「光る君へ」まひろと中宮・彰子の関係はどうなる?吉高由里子「ききょうを思い出しました」

第33回より中宮・彰子(見上愛)とまひろ(吉高由里子)
第33回より中宮・彰子(見上愛)とまひろ(吉高由里子) - (C)NHK

 吉高由里子が紫式部(まひろ)役で主演を務める大河ドラマ「光る君へ」(NHK総合・日曜午後8時~ほか)の9月1日放送・第33回では、藤壺にあがったまひろが中宮・彰子(見上愛)と言葉を交わす記念すべきエピソードとなり、吉高が「(ファーストサマーウイカ演じる)ききょうさんを思い出した」という撮影を振り返った。放送後、公式Xなどで公開されたインタビュー動画「君かたり」内で語った。

【画像】「光る君へ」タイトル回収の瞬間!第33回

 第33回のタイトルは「式部誕生」。左大臣・藤原道長(柄本佑)に頼まれ、彰子が暮らす藤壺に住み込みで働きながら帝に献上する物語の続きを執筆し始めるまひろだったが、宮中での暮らしに慣れず、思うように筆は進まない。悩んだ末にまひろは里に戻って執筆する決意をし、彰子に挨拶をする。彰子は聡明な中宮・定子(高畑充希)と違って「うつけ」との噂も流れており、彰子の女房・赤染衛門(凰稀かなめ)は「奥ゆかしすぎて謎」だとも話していたが、まひろは彰子の表に出さない感情を垣間見る。

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 外をぼんやりと眺めていた彰子に、まひろが「お寒くはございませぬか」と声をかけたところ、彰子は「わたしは冬が好き…」「空の色も好き」とつぶやいた。女房達の間では彰子は薄紅色を好むと思われていたが、彰子は「わたしが好きなのは青。空のような」ときっぱり。父や帝には本心を見せなかった彰子が初めて自身をさらけだした瞬間だった。またのちの場面では、まひろが物語の続きを帝に献上するために再び藤壺に上がった際、彰子は「帝がお読みになるもの、私も読みたい」と興味を示した。

 吉高は、彰子と出会って間もないころのまひろの心境を「まひろは割と人間味のある人たちばっかり見てきたと思うし、自分もそうだと思うし、人々の生活とか暮らしの中で、何も知らない人と出会うっていうのも初めてだと思うし。何も表に出さない感情もそうだし、表情もそうだし、意志もそうだし。そういう人にどう触っていいのかわからない、初めて見たものを触るような感覚なのかなと思ったりして」と述懐。

「うつけ」とも噂されていた彰子だが……

 一方で、彰子が徐々にまひろに心を開くようになってからは、中宮・定子と初めて対面したときのききょう(清少納言)の様子を思い返したという。ききょうが女房として仕えるべく定子に挨拶をしたとき、あまりの美しさに衝撃を受けるシーンだ。

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 吉高は「でも、どんどんまひろにだけ心を開いていく彰子との関係性は、 誰にも見えない関係性を築いていくっていうのが、まひろにとっても初めの経験で、ちょっと一喜一憂もあると思います。ここから二人の関係性で。これが嬉しいのか、これは違ったのかっていうのもあるんですけど、やっぱり誰かの特別な人になれたっていう感覚は誰でも嬉しいんじゃないかなっていうふうに思いますし。ききょうさんを思い出しましたね。中宮・定子さんにお仕えしたときのききょうさんの激推し爆誕回があったじゃないですか。あの感覚かって。あれとはまた熱量がちょっと違いますけど、内に秘めた熱意はまひろもここからコツコツコツコツと、フツフツフツフツと上がってくんじゃないかなっていうふうに思いました」と今後の展開を示唆しながら、まひろと彰子の関係に触れている。(編集部・石井百合子)

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