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マーベル&スター・ウォーズ、史上最大規模でサプライズ連続 「D23 2024」会場レポート

会場限定の映像などサプライズ祭り! - 画像は映画『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』より
会場限定の映像などサプライズ祭り! - 画像は映画『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』より - (c) 2024 MARVEL.

 ディズニー最大級のファンイベント「D23 2024」が、米カリフォルニア州・アナハイムで、現地時間8月9日から11日まで開催された。ディズニー、ピクサー、マーベル、スター・ウォーズの最新情報が一挙に発表される夢のイベント。今年は史上最大規模となるアナハイム全域でイベントが企画され、多くのサプライズが飛び出した。ここでは、マーベル・スタジオとルーカスフィルムの発表を中心に、イベントの模様を紹介する。(取材・文:編集部・倉本拓弥)

【画像】『デッドプール&ウルヴァリン』カメオキャラの衣装展示も!マーベル展示ブースの様子

マーベル・スタジオ

画像は映画『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』より - (c) 2024 MARVEL.

 イベント初日の9日、各スタジオの新作映画・ドラマに関する最新情報を発表する「ディズニー・エンターテイメント・ショーケース」が、約17,000人を収容する屋内競技場「ホンダセンター」で行われた。マーベル・スタジオからは、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)を束ねるケヴィン・ファイギ社長が登場し、フェーズ5待機作から初映像などを会場限定に上映した。

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 映画『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』(2025年2月14日日米同時公開)からは、主演のアンソニー・マッキーが登壇し、新たなシーンを多数収録したフッテージ映像を公開。ハリソン・フォードふんするロス大統領がアダマンチウム(ウルヴァリンの骨格に用いられる架空の超金属)に言及する演説シーンや、ホワイトハウスでレッドハルクに変身する瞬間がお披露目された。

「デアデビル:ボーン・アゲイン(原題)」公式ロゴと一緒にキャストが登壇

 「D23」ではディズニープラスの新作ドラマにスポットが当てられ、2025年配信予定の「デアデビル:ボーン・アゲイン(原題) / Daredevil: Born Again」から主演のチャーリー・コックスら主要キャストが集結し、初の予告編が限定公開された。Netflix時代のシリアス路線を踏襲し、宿敵キングピンや処刑人パニッシャーといったお馴染みの顔ぶれが登場するほか、“ホワイトタイガー”といった新キャラクターや、「ミズ・マーベル」から主人公カマラ・カーンの父親も参戦決定。デアデビルとキングピンが再び相対するラストシーンでは、会場から大きな歓声があがった。

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 さらに、アイアンマンに似たスーツをまとう少女リリ・ウィリアムズが主人公の「アイアンハート(原題) / Ironheart」からも、会場限定で予告編が初公開された。『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』(2022)からつながる物語で、リリが新たなアーマーをまとい夜の街を飛ぶ姿や、魔法を操る悪役ザ・フッドの誕生を予告するカットが収録されていた。

D23会場に建設されたTVA巨大アトラクション

 ラストは、配信間近の「アガサ・オール・アロング」(9月19日配信開始)からアガサ役キャスリン・ハーンをはじめとする魔女キャストが登場し、映画『アナと雪の女王』の作詞・作曲コンビで知られるクリステン・アンダーソン=ロペスロバート・ロペス書き下ろしの新曲「The Ballad of the Witches' Road」を生歌唱。ドラマにぴったりなダークなトーンの楽曲で会場を魅了し、魔女の到来を予告した。

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 会場の展示ブースでは、ドラマ「ロキ」や映画『デッドプール&ウルヴァリン』に登場したTVA(時間変異取締局)を再現した巨大な体験型アトラクションが登場。組織内を歩きながら、過去のMCU作品から最新作「アガサ・オール・アロング」までのコスチューム展示、さらに、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズに登場するロケットと実際に会話ができるインタラクティブな仕掛けも用意されていた。

ルーカスフィルム

『マンダロリアン&グローグー』公式ロゴも初公開!

 『スター・ウォーズ』の新たな劇場映画を製作中のルーカスフィルムは、第1弾となる『マンダロリアン&グローグー』(2026年5月22日全米公開)から監督のジョン・ファヴローと、プロデューサーのデイヴ・フィローニが登場。クランクインしたばかりの同作から初映像が公開され、主人公マンダロリアンの愛機レイザー・クレストの復活を示唆するコックピットシーンや、ホスを彷彿させる雪の惑星での戦いの一部が明らかになった。

 ドラマシリーズからは、12月4日配信の最新作「スター・ウォーズ:スケルトン・クルー」でジェダイを演じるジュード・ロウが登場。会場では、『グーニーズ』を彷彿させる世界観の中で、4人の子供たちがくり広げる大冒険の一部が公開され、ジュードふんするジェダイが登場すると大きな歓声があがった。

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迫力がすごかった!ILM「ステージクラフト」実演ブース

 さらに、来年配信予定の「キャシアン・アンドー」シーズン2から主演のディエゴ・ルナがステージに登場。制作中の本編シーンを切り取ったフッテージ映像が、会場限定で初公開された。シーズン1以上にサスペンスフルな展開を予感させる映像では、キャシアン・アンドーの相棒で知られるドロイドのK-2SOや、同作から直結する映画『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』で暗躍した帝国軍の将校オーソン・クレニック(ベン・メンデルソーン)も登場することが明らかになった。

 展示会場では、「マンダロリアン」などの撮影で使用されているインダストリアル・ライト&マジック(ILM)の最新技術「ステージクラフト」実演ブースが登場。撮影と同じサイズのLEDスクリーンとクレーンカメラが組み立てられ、役者がLEDスクリーンの前でどのように演技しているのか、「オビ=ワン・ケノービ」の劇中映像を用いたプレゼンテーションが行われた。

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 このほか、「D23」では世界各国のディズニーパークに関する最新情報を発表するショーケースも行われ、「アベンジャーズ・キャンパス」に建設される新アトラクション「スターク・フライト・ラボ(原題)/ Stark Flight Lab」でロバート・ダウニー・Jrがトニー・スタークを再演することが明らかに。『スター・ウォーズ』関連では、「スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ」のアトラクション「ミレニアム・ファルコン:スマグラーズ・ラン」に、『マンダロリアン&グローグー』をテーマにした新コースが追加させることが発表された。

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