柳楽優弥、高級うなぎ弁当をエキストラの分まで差し入れ 黒島結菜が絶賛「さすが格好いい」
俳優の柳楽優弥が6日、新宿ピカデリーで行われた主演映画『夏目アラタの結婚』の初日舞台あいさつに、ヒロインの黒島結菜と共に出席。劇中でヒリヒリするような関係性で対峙した柳楽と黒島だが、撮影現場での柳楽の座長ぶりに、黒島は「さすが格好いい」と脱帽したことを明かした。この日は、共演の中川大志、丸山礼、市村正親、堤幸彦監督も来場した。
本作は、累計発行部数260万部を超える乃木坂太郎の人気コミックを『包帯クラブ』などの堤監督が実写映画化。元ヤンキーの児童相談所職員・夏目アラタ(柳楽)が、獄中の連続殺人犯・品川真珠(黒島)にプロポーズ。そこから巻き起こる二人の壮絶な関係性を描く。
大きな拍手のなか、客席から登場した柳楽は「初日を満席で迎えられてありがとうございます」と頭を下げると、初体験となるブーケトスに「ブーケが予想以上に固く大丈夫かなと思ったのですが、いい思い出になれば」と笑顔を見せた。
物語は、連続殺人犯に獄中結婚を迫るという衝撃的な展開からスタートする。柳楽演じるアラタと黒島ふんする真珠の関係性も、非常にドラスティックだ。黒島は「毎日撮影が大変でヘトヘトになっていたんです」と振り返ると、「そんななか、柳楽さんが高級なうなぎ弁当をエキストラさんの分まで用意してくださって……。そのお弁当を食べて『今日も頑張ろう』と思えました。さすが格好いい」と柳楽の座長ぶりを絶賛する。
柳楽は「僕はうなぎがとても好きなんです」とはにかむと、「現場に差し入れをして士気が上がる感じによって、自分の気持ちも盛り上がるんです」と自らを鼓舞するためにやったことと謙遜する。
うなぎ弁当を食べて頑張ったという黒島。劇中ではさまざまな衣装で登場するが、中川から「一番のお気に入りは?」と聞かれると、「意外と制服がまだ大丈夫なんだなと思いました」つぶやく。現在27歳の黒島は「嬉しいような、もっと大人にならないといけないような……」と複雑な表情を見せるも、「いろいろな意味で印象に残りました。もしかしたらこれが最後かもしれないので」と貴重なシーンであることをアピールしていた。(磯部正和)