山寺宏一、吹替えを盛り上げたい!『ビートルジュース』“全身吹替”に挑戦し思い告白
声優の山寺宏一が10日、都内で行われた映画『ビートルジュース ビートルジュース』ジャパンプレミアに伊瀬茉莉也と共に出席。山寺は、自身が声を担当したビートルジュース役について、前作ではお笑い芸人の西川のりおが吹替えを担当したことに触れ、思いを吐露した。
本作は、『チャーリーとチョコレート工場』『アリス・イン・ワンダーランド』などのティム・バートン監督が1988年に発表したホラーコメディー『ビートルジュース』の続編。前作から35年後を舞台に、ハロウィンの夜に巻き起こる大事件を描く。
バートン監督をはじめ、マイケル・キートン、ウィノナ・ライダー、キャサリン・オハラが同じ役柄で続投し、全米公開前から大きな話題になっていた本作。山寺は「これぞホラーコメディ。これぞティム・バートン」と作品の出来に太鼓判を押すと、山寺らが担当した吹替え版に「手前みそですが、自分を置いておいても、いい出来栄え。茉莉也ちゃんも素晴らしい」と絶賛する。
日本語版の声優陣が、見た目も本国版のキャラクターになり切る“全身吹替”への挑戦でも注目を浴びている本作。山寺は、キートン演じるビートルジュースになり切るため、型取りに4時間、メイクに5時間かかったというほど徹底した特殊メイクに挑戦。その他のキャラクターの声優陣も、ほぼ完コピに近い姿を披露し、本国と同じ構図でポスターも作成するほどの入れ込みよう。
ハイクオリティなポスターは、バートン監督にも届いたようで「チョー気に入った。こんなの初めてだ。これだけの愛と作品への深い理解を寄せてくださりありがとうございます」とコメントが贈られると、山寺は「パート3でオファーがあるかも。嬉しいですね」と期待に胸を膨らませていた。
山寺は「“全身吹替”というのは完全にプロモーションのためなんです」と切り出すと「こういうことで多くの人の注目を集めて、とにかく映画を観てもらいたいという思い。これでバズらなければ意味がないということでエゴサーチをしたんです」と語る。
すると山寺は「なんで(ビートルジュースの吹替えが)西川のりお師匠じゃないんだという声をたくさん聞きました」と、前作でビートルジュースの日本語吹替えを務めた西川に触れ「前作の大ファンはたくさんいます。その方の気持ちもわかります。でも、僕も頑張りました。師匠みたいにアドリブをポンポンと入れることはできませんでしたが、これまで培ってきた経験を生かして『こうやったら楽しんでいただけるんじゃないか』という思いで臨みました」と心情を告白。
続けて山寺は「お気に召してくださる方も、ダメだなと思う方もいると思いますが、どちらにしても、こうして吹替え版のことが話題になってくれれば嬉しいです。吹替えを盛り上げてくださったスタッフの皆さんにお礼を言いたいです」と感謝を述べていた。(磯部正和)
映画『ビートルジュース ビートルジュース』は9月27日より全国公開