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「光る君へ」彰子役・見上愛、「人生で一番大きな歓声」に感激 吉高由里子と大津でトークショー

左から制作統括・内田ゆき、演出・中島由貴、吉高由里子、見上愛、倉沢宏希アナウンサー
左から制作統括・内田ゆき、演出・中島由貴、吉高由里子、見上愛、倉沢宏希アナウンサー

 大河ドラマ「光る君へ」(NHK総合・日曜午後8時~ほか)で主人公・紫式部(まひろ)を演じる吉高由里子と、中宮・藤原彰子を演じる見上愛が8日、滋賀県大津市で行われたスペシャルトークショーに登壇。紫式部が「源氏物語」の着想を得たといわれる石山寺など紫式部・平安時代にゆかりの深いこの地で、撮影現場の裏話や見どころなどを語った。

【画像】見上愛、彰子ゆかりの比叡山延暦寺へ

 吉高は、見上と共に客席中段からサプライズで登場すると、「今年3月にも石山寺を訪問させていただきましたが、今日はたくさんの方々に来ていただけて、とても嬉しく、幸せに思います。ドラマの撮影開始から1年以上が経過しましたが、この経験は一生に一度しかない奇跡的なものだと感じて、日々を大切に過ごしています」とあらためて大河の撮影の喜びをかみしめている様子。

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 第33回から、まひろは中宮・彰子の女房「藤式部」として宮仕えが始まったが、吉高は彰子を演じる見上の印象を「かわいい!大好きなんです!(笑)」と回答。「でもはじめは藤壺に出仕するということに対して、道長からのお願いということもあり、あまり前向きではなかったと思うんです。でも彰子さまが一瞬、心の扉を開いてくれたと感じる時がありました。その時にまひろは、自分の居場所であることを確信して、女房として仕えることの役目や使命感に出会ったんだと思います。彰子さまの心の内や表情などを垣間見るたびに、まひろは強いやりがいを感じているんだと思います。まひろの身に起こることすべてが「源氏物語」の種としてまかれているものなんだろうなと思うので、そこを照らし合わせて見ていただけると嬉しいです」とまひろの慣れない宮仕えでの変化を語った。

 一方、大河ドラマ初出演にして中宮・彰子という大役に抜擢された見上は「(吉高とともにサプライズで登場し、)これまでの人生の中で、一番大きな歓声をいただきました(笑)」と大津であらためて反響の大きさを実感。見上にとって大津訪問は初だと言い「大津市には初めて足を運んだのですが、延暦寺など私が演じる藤原彰子にゆかりの深い場所を訪問し、彼女の願いや人物像に思いを馳せることができました」としみじみ。

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 また、見上は大河ドラマ初出演となった本作の撮影について「大河ドラマは初出演で、撮影初日からすごく緊張していたのですが、吉高さんが気さくに話しかけてくださったおかげ、チームの一員となれました」と座長である吉高が支えになっていることを明かし、「彰子なりにしっかり考えを巡らせているけれど、自身の感情や考え方をどのように周りに伝えたらいいのかわからない。それゆえに無表情となってしまうというキャラクター像を演出スタッフと練りました。その分、様々な機微を感じるセンサーは長けており、少女時代の彰子を演じるうえで色々な感情をためておくことを意識していました。今後の彰子は、まひろや一条天皇、父・道長との関係を含め、最初の頃からは想像もつかないような女性になっていくので、その変化を楽しんでいただけたらなと思います」と役へのアプローチ、今後の見どころを語った。

 トークショーには吉高、見上のほか制作統括の内田ゆき、演出の中島由貴が登壇。司会を、NHK大津放送局アナウンサーの倉沢宏希が務めた。

 トークショーの前日、見上が比叡山延暦寺を訪問。中宮・彰子が自ら写経した法華経を納めた「金銀鍍宝相華文経箱」と対面し、「彰子が経箱に託した「我が国の人々が安らかに暮らせますように」という思いを知り、国や民のためを思って動ける女性だったんだなと改めて感じました。この(比叡山延暦寺の)空気を感じ、実際に平安の香りが残っている場所に来て、もっと想像力を膨らませて、これからお芝居ができるだろうなと思います」とコメントを寄せた。

 なお、トークショーは9月23日、NHK総合にて午後6:05~6:35、全国放送予定。番組では、見上が彰子ゆかりの宝物をたずねる延暦寺の旅の様子も見られる。(編集部・石井百合子)

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