ナオミ・ワッツ、透けてるドレスで登場!ドレスからまさかの物を取り出し喝采
第49回トロント国際映画祭
現地時間10日、第49回トロント国際映画祭で映画『ザ・フレンド(原題)/ The Friend』のインターナショナルプレミアが行われ、主演のナオミ・ワッツがブラックのシアードレスをまとって登場した。
シーグリッド・ヌーネスの小説「友だち」を、『メイジーの瞳』などの監督コンビ、デヴィッド・シーゲル&スコット・マクギーが映画化。親友(ビル・マーレイ)の突然の自殺によって、彼の巨大な飼い犬アポロを自身の狭いアパートに引き取る羽目になった作家(ナオミ)が、アポロと絆を深めながら共に悲しみに向き合っていく姿を描く。
プレミアには、アポロを演じたグレート・デンのビングも登場した。ナオミが「企画を選ぶ際には毎回異なることをしようとしているけれど、もし繰り返しがあるとしたら“人の死による深い悲しみをひもとくこと”だと思う。わたしがそれに常に魅了されるのは早くに父を亡くしたことに関係があるのかもしれない……」と語るうちに、集中力が切れてしまったのか「くぅんくぅん」と鳴き出したビング。「トレーナーさんに来てもらう必要があるかな? とりあえずわたしのディオールドレスからこれを」と美しいドレスから餌を取り出してビングにあげると、笑いと喝采が起こった。
一方、73歳のビルは本作に惹かれた理由について、「ついに死人を演じることになったから」とジョークを飛ばして会場を沸かせていた。(編集部・市川遥)
第49回トロント国際映画祭は現地時間15日まで開催