「SHOGUN 将軍」真田広之、日本語で時代劇の先人たちに感謝 情熱と夢「国境を越えました」【第76回エミー賞】
16日(現地時間15日)に米ロサンゼルスで開催された第76回エミー賞授賞式で、真田広之(63)主演のハリウッドドラマ「SHOGUN 将軍」が作品賞を含む18部門で受賞。プロデューサーを兼任した真田は壇上で、時代劇を支えてきた人々への感謝の思いを日本語で述べた。
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壇上でトロフィーを受け取った真田は「日本語で短くスピーチさせてください」と告げると「これまで時代劇を継承して、支えてきてくださった、全ての方々、そして監督や諸先生方に心より御礼を申し上げます。あなたがたから受け継いだ情熱と夢は、海を渡り、国境を越えました……!」と力強く語った。
作家ジェームズ・クラベルのベストセラー小説を映像化した本作は、天下分け目の合戦「関ヶ原の戦い」前夜を舞台に、戦国武将たちの陰謀と策略が混じり合うさまを描いた戦国スペクタクルドラマ。真田は、徳川家康にインスパイアされた戦国最強の武将・吉井虎永を演じたほか、プロデューサーも兼任。日本から多くのキャスト・スタッフが参加し、徹底的にこだわった、リアルな日本の描写も評判を呼んだ。
真田は、主演男優賞(ドラマ部門)でも日本人初受賞の歴史的快挙を達成し、アンナ・サワイが同じく日本人初の主演女優賞(ドラマ部門)を受賞。フレデリック・E・O・トーイの監督賞や「クリエイティブ・アーツ・エミー賞」で受賞した14部門と合わせて、テレビ番組の単一シーズンとしての史上最多受賞記録となる18冠の快挙を成し遂げた。さらに同作は、ノミネーションにおいても最多25ノミネートを果たしており、浅野忠信と平岳大が助演男優賞にノミネートされていた。(編集部・入倉功一)