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目黒蓮「平坦な道では無かった」 月9「海のはじまり」4か月の撮影を振り返る

泉谷星奈、目黒蓮
泉谷星奈、目黒蓮 - (C)フジテレビ

 今夜(23日)、最終回を迎える目黒蓮Snow Man)主演の月9ドラマ「海のはじまり」(フジテレビ系で毎週月曜夜9時~)。放送を前に、目黒がクランクアップを迎えた際の写真、コメントが公開された。

【画像】独りぼっちで目覚める夏…最終回場面写真

 本作は、大ヒットドラマ「silent」の脚本・生方美久、演出・風間太樹、プロデュース・村瀬健が再集結し、“親子の愛”をテーマにしたオリジナルストーリー。7年前に別れた元恋人・南雲水季(古川琴音)の葬儀で、自分と血のつながる娘・海(泉谷星奈)の存在を知った主人公・月岡夏(目黒)が、喪失感、自責の念、後悔、葛藤、愛情などさまざまな感情と対峙しながら進むべき道を模索していくさまが描かれた。

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 5月半ばにクランクインしてから約4か月の撮影を経てオールアップを迎えた目黒。最終日、閑静な住宅街の緑道。9月中旬になっても照りつける日差しは厳しく、日傘や団扇で涼を取りながら段取りが進められ、目黒は風間監督と綿密に打ち合わせながら、シーンの意図を丁寧に咀嚼していった。監督のモニター席の近くには高野舞監督(※高は「はしごだか」)、ジョン・ウンヒ監督、山岸一行監督、村瀬プロデューサーの姿も。

 夕暮れ時に行われた目黒のラストシーンは、夏が足早に駅へ向かう道中に弥生から電話を受け、「海の伝言」を伝えられるという場面。海を想う夏の表情は、父親としての揺るぎのない信念を感じさせ、そこに迷いはない。静寂を割るように風間監督の「オッケー!」がロケ地に響き、目黒に一同からねぎらいの大きな拍手が。「オールアップお疲れ様でした!」の横断幕が掲げられると、目黒はようやく安堵の表情を浮かべ、「平坦な道では無かったなと思います。どんなにキツくても、絶対にこだわることをやめない皆さんがいてくださったからこそ、この作品のクオリティーを生み出せているんだなと心から感謝していますし、僕自身もこだわることをやめずにここまでやってこられたと思っています」とスタッフやキャストに感謝の言葉を述べた。

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 すると、すでにクランクアップした有村架純と泉谷星奈がサプライズで登場。驚きと喜びで顔をほころばせる目黒に、泉谷が“海”を想起させる青を基調とした大きな花束を贈呈し、2人は本当の親子のように優しく抱きしめ合った。

 目黒、プロデュース・村瀬のコメント全文は下記の通り。(編集部・石井百合子)

目黒蓮

 「振り返ってみれば、平坦な道では無かったなと思います。スタッフの皆さんもきっと、体力的、メンタル的にも闘いながら、毎日現場に来て下さっていたと思います。どんなにキツくても、絶対にこだわることをやめない皆さんがいてくださったからこそ、この作品のクオリティーを生み出せているんだなと心から感謝していますし、僕自身もこだわることをやめずにここまでやってこられたと思っています。作品の中では、僕が海ちゃんのお父さん役でしたけど、現場では皆さんが(泉谷)星奈ちゃんを毎日気に掛け、皆さんでお父さん役、お母さん役をやっていたのかなと思いますし、そんな現場が大好きでした。心から感謝しています。本当にありがとうございました」

プロデュース 村瀬健(フジテレビ ドラマ・映画制作部)

 「本当に大変な作品だったと思います。2年くらい前に生方さんから企画を受け取り、それから風間監督と3人で話し始めて、目黒さんともたくさんたくさん話し合い、そこに高野(舞)監督、ジョン(・ウンヒ)監督、山岸(一行)監督が入ってきてくれて、そしてたくさんのスタッフ、キャストの皆さんが仲間に加わってくれて、そうしてできた作品です。最高の作品になったと思っています。日本一のドラマができたと僕は胸を張って言えます。皆さんのおかげです。これは皆さんのドラマです。全員にとっての代表作になったと信じています。いつかまたどこかで、みんなで会えたらいいなと思っています。ここ(オールアップの現場)にいるスタッフ、いないスタッフ、キャストの皆さん、このドラマを一緒に作ってくださったすべての人に心から感謝します。本当に、本当に、ありがとうございました」

最終話あらすじ

 ベッドではなく床に敷いた布団で目を覚ます月岡夏(目黒蓮)。海(泉谷星奈)のランドセルやぬいぐるみが視界に入るが、海の姿はない。「…海ちゃん」と呼びかけるが、返事はなく、部屋は静まり返っている。その頃、南雲家で目を覚ました海は、寝起きのまま居間へやってきて「夏くん…」と呼びかけるが、そこには朱音(大竹しのぶ)と翔平(利重剛)がいるだけで、夏はいない。朱音から「自分で帰らないって言ったんでしょ」と言われ返す言葉のない海。パジャマ姿のまま寝そべっている海に、朱音と翔平は「朝ご飯を食べようよ」と声を掛けるが、海は「…食べたくない」とそっぽを向く。朱音は台所でおにぎりを握り、「食べなきゃダメ。生きなきゃいけないから」と海におにぎりを差し出す。そして朱音は、水季が亡くなった日におにぎりを食べた話をする。やがて、夏のスマホに弥生(有村架純)から着信が入る。夏が電話に出ると、弥生は海からの伝言があると夏に告げ…。

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