加藤清史郎、「相棒」5年半ぶり再登場 “少年A”高田創が警察官に「こんなことが起きるとは」
10月16日スタートのテレビ朝日系連続ドラマ「相棒 season23」(毎週水曜よる9時~9時54分、2クール)初回スペシャル「警察官A」に、加藤清史郎(23)ふんする高田創が登場することが明らかになった。加藤の「相棒」シリーズ出演は、2018年3月放送のseason16第19話「少年A」以来、5年半ぶりとなる。
加藤のシリーズ初出演は12歳のころ。2013年3月放送のseason11第18話「BIRTHDAY」で両親思いの健気な少年を演じ、視聴者に大きな感動をもたらした。その5年後、season16第19話「少年A」では、母親からネグレクトを受けていた無戸籍児の“少年A”こと高田創を熱演。弟妹を守るため社会の片隅で必死にもがき、特命係にも嘘をつきまくっていた創は、杉下右京(水谷豊)によって救われ、弟と共に児童保護施設に入所していた。
season23初回では、特命係が元・国家公安委員長・芦屋満(並樹史朗)が刺殺された事件の手掛かりを追う中で、警察官になった創と再会する。事件の真相を追う特命係と創だが、その直後、日本を揺るがす重大事件がぼっ発。右京たちは約150年前、警察黎明期に起きた暗殺事件をなぞるかのような深刻な事態へと巻き込まれていく。
“少年A”から“警察官A”に成長した加藤は、「“まさかこんなことが起きるとは!”と驚きました」とオファー当時の心境を告白。「実は、『少年A』 の現場で“創が将来、警察官を目指したら面白いね”とスタッフの方々とお話していたのですが、それが叶う瞬間が現実に来るなんて思いもしませんでした。創の歩んだ人生を考えると、とても感慨深かったです」と再登場を喜ぶ。
加藤はこれまで、3代目相棒・甲斐享(成宮寛貴)、4代目相棒・冠城亘(反町隆史)と共演経験があるが、“5代目”として帰ってきた亀山薫(寺脇康文)と右京の黄金コンビとは今回が初対面となる。水谷&寺脇との撮影に臨んだ加藤は、「右京さんと薫さんは僕が幼いころ見ていた『相棒』の黄金コンビですので、お2人の会話に自分が加わるのが信じられず、我に返るたびに“怖っ!”と震えていました(笑)。改めて“相棒”が好きだ! と実感させられる貴重な日々でした」と作品への愛をにじませながら共演を振り返った。
劇中では、創が警察官になった経緯も語られるという。加藤は「『警察官A』は最新シーズンの幕開けにふさわしいストーリーだと思います。右京さんと薫さんの“相棒感”が強く描かれ、そこに警察官になった創が関わることで何が起こるのかがみどころのひとつです。また、少年Aだった彼がなぜ警察官Aになったのか……。変わったところ、変わらずにあり続けるところ、両方が入り交じって成長した創にも注目していただけたらうれしいです」と作品をアピールした。(編集部・倉本拓弥)