地獄…「わたしの宝物」田中圭のモラハラ夫ぶりが壮絶過ぎた
松本若菜主演のフジテレビ10月期木曜劇場「わたしの宝物」(毎週木曜22時~22時54分※初回15分拡大)の初回が17日に放送され、松本演じる主人公と、田中圭ふんするモラハラ夫との地獄のような日々が注目を浴びた。衝撃的なラストでは視聴者が大混乱に陥り、タイトルがXの国内トレンド1位になったほか「冬月くん」「都こんぶ」「モラハラ夫」など複数の関連ワードがランクインした(※一部ネタバレあり)。
2023年4月クールの木曜劇場「あなたがしてくれなくても」の脚本・市川貴幸と、三竿玲子プロデューサーが再タッグを組んだ本作は、夫以外の男性との子供を、夫との子と偽って産んで育てる「托卵(たくらん)」を題材にした大人向けの恋愛ドラマ。大切な宝物を守るために悪女になることを決意した神崎美羽(松本)とその夫・宏樹(田中)、美羽の心のよりどころとなる幼なじみ・冬月稜(深澤辰哉)、3人のもつれあう感情をオリジナル脚本で描く。
~以下、初回のネタバレを含みます~
初回では美羽と夫・宏樹の冷え切った夫婦生活と、美羽と中学時代以来の再会を果たした稜との癒やしのひとときが交互に描かれた。田中自身も出演発表時に「思った以上に、僕の役が嫌な役で…(笑)。そして、演じるのがとても難しい役どころだと感じました」とコメントを寄せていたが、視聴者の予想を上回る“嫌な”キャラクターにSNSでは非難ごうごう。いつの間にか自分の心を押し殺すようになっていた美羽は夫に何を言われても笑顔でのみこむ癖がついており、宏樹が酔って職場の仲間を連れ帰り理不尽な言葉を吐く序盤からも「初っ端からモラッてるー」「なんて勝手な…」「外面はいいタイプか」「この時点で無理だわ」とドン引きする視聴者が続出。
宏樹のモラハラぶりがピークに達したのが、美羽が「そろそろ子どものことをちゃんと考えたい」と言い出したところ。美羽に忘れ物を会社に届けさせた時にも「遅い」「もう少しましな恰好出来ないのか?」とひたすら理不尽な言葉を浴びせ、美羽はあまりにも心が通わない日々に限界を感じたのか、あらためて子をもうける話を切り出した。いつも美羽の話を真剣に取り合わない宏樹は、またしても「またその話?」とうんざりした様子。挙句の果てに放った「暇だから子供ほしいんだろ?」の一言には、堪忍袋の緒が切れたとばかりに「今のはないよ」「最悪!」「それはアカン!」「別れればいいのに」「即離婚でしょ」と怒りの声が相次ぎ、「なんで結婚したのか」との疑問も。
宏樹の暴走はこれにとどまらず、終盤では稜と再会してから生き生きとし始めた美羽の変化に気を留め、“偵察”に出る場面では視聴者を「うわ!きた!」「何しに来た?」「怖…見に来た」「え、ホラー…」「モラハラなうえに束縛?」と戦慄させ、抵抗する美羽を無理やり押し倒す“アウト”な行為にブーイングが巻き起こった。
そんな現在の姿からは到底想像できないが、夫婦が幸せだったころの回想シーンもあった。美羽いわく「よく泣く夫婦だった」と言い、職場から帰宅して泣く美羽を宏樹が慰め我がごとのように辛さを分かち合う姿に、「はるたんじゃん!」と田中が演じた人気キャラを重ねる見方も。過去から現在へのあまりの変貌ぶりに「何がどうなったらコレがああなるの!」「なんで変わっちゃったの?」「根っからのモラハラ夫ではなかった模様」「旦那の変わりようが凄くて意味わからんw」と困惑の声が次々とあがり、「いったい何があったのか?」と宏樹の歩んできた人生に思いを馳せる声が多く見られた。
ちなみに「都こんぶ」は、稜が落ち込む美羽を慰めるときの“思い出の味”として登場。美羽の地獄でしかない日々のなか救世主の如く現れた稜だが、ラストは美羽のみならず視聴者の希望を打ち砕く展開となり、SNSでは「ちょっと待って!」「そんなことある?」「うそでしょ」とパニックに落ちる声が飛び交っている。(石川友里恵)