「光る君へ」まひろ&道長が“家族公認”の仲に!惟規の爆弾発言2連発にどよめき
吉高由里子が紫式部(まひろ)役で主演を務める大河ドラマ「光る君へ」(NHK総合・日曜午後8時~ほか)で闇落ちの兆しが見え始めている左大臣・藤原道長(柄本佑)。13日放送・第39回「とだえぬ絆」ではまひろの弟・惟規(高杉真宙)の爆弾発言によって、まひろとの秘密の関係が急転する事態となった(※一部ネタバレあり)。
~以下、第39回のネタバレを含みます~
息子の頼通(渡邊圭祐)に、次の東宮を孫の敦成親王とする意志を告げてから視聴者の間では「闇落ち」したとされ、一方でまひろとの関係では“やらかし”続きの道長。第39回では、中宮・彰子(見上愛)が二人目の皇子を出産し、次期皇位をめぐり公卿たちの思惑が交錯。そんななか、敦康親王(片岡千之助)の彰子への思いが「危うい」とにらんだ道長は、側近の行成(渡辺大知)に敦康親王の元服の儀式の後、すみやかに竹三条宮に移すよう命じるなど、一刻も早く二人を遠ざけるよう画策する。
一方で、為時邸では裳着の儀を控えるまひろの娘・賢子(南沙良)に、道長から織物をはじめとする祝いの品々が届いていた。すると惟規が「やっぱり自分の子は可愛いんだなー」と賢子の実父が道長であることをばらしてしまい、何も知らなかった為時(岸谷五朗)は仰天。思ったことを何でも言ってしまうのは惟規のお約束だが、事が事だけにSNSでは為時と同様、「うわぁw」「おい、惟規!」「サラッと言っちまった」「あっ、カミングアウト」「しれっと爆弾落とした」と肝を冷やす視聴者の声で沸いた。
後日、道長から子の日の宴(ねのひのえん)に招かれた為時は思わず道長を凝視。あまりに見るので道長も不思議そうな顔で、視聴者からも「父上、見過ぎ見過ぎ」「パパ、嘘がつけなさすぎる」「パパわかりやすいw」「バレちゃうよ」とツッコミが。後の場面では道長がまひろに「子の日の宴にお前の父を呼んだ。何かわたしに言いたげでずっとこちらを見ておった。そして、宴のさなか、いきなり帰っていった。何を言いたかったのであろう? 聞いておらぬか」と問い、まひろは「き…きっと華やかな場所で調子が狂ったのだと存じます」と苦し紛れの言い訳。「不思議であったな…」という道長だったが、視聴者には「気づかないあんたが不思議だ」とのツッコミも。
惟規の爆弾発言はこれにとどまらず、為時に連れられて道長を訪れた際にはまたしても視聴者をヒヤヒヤさせる事態に。勉強嫌いだった惟規が晴れて従五位下に出世し、為時が越後守に任ぜられるという吉報続き。為時が道長に「幾重にも御礼申し上げます」と深々と頭を下げると、惟規が「おそれながら左大臣様」と口を開き、為時の心中を代弁するかのように「今度は一体何を言い出すのか」と肝を冷やす視聴者の声が続々。
惟規は「姉もお世話になっております。あの…恐れながら姉は気難しくて人に気持ちが通じにくいのでございますが、どうぞ“末永く”よろしくお願い致します」ときりりとした表情で頭を下げ、道長はかすかに動揺しながら「うん」とだけ答えていた。“堂々と”姉を託す惟規に「おい、こんなとこで言って大丈夫か?」「いちいち意味深」など驚きが寄せられる一方で、目が泳ぐ道長の反応にも指摘が相次いでいた。
これにより、まひろの家族に“公認の仲”となったまひろと道長。斎院の中将(小坂菜緒)にフラれた惟規が、まひろに「左大臣様の姉上の気持ちも変わらないなあ。斎院の中将の君の心はころっと変わったけど、それに比べたら左大臣様は凄いよ……」としみじみ話す場面もあり、相変わらず姉思いな惟規が視聴者の心を揺さぶっていたが、終盤では惟規を巡り突然の悲劇が勃発。めでたい場が続いた直後だっただけに、ネット上では沈痛の声が後を絶たない。
なお、公式サイトの用語集によると「子の日の宴」とは正月の初めの子の日に宮中で公卿や侍臣などに賜わった宴のこと。「裳着」は成人した貴族の女性が初めて裳をつける儀式。男性の元服にあたるという。(石川友里恵)