「海に眠るダイヤモンド」杉咲花、印象深い朝子と百合子の連帯 第2話は“スクエアダンス”に注目
神木隆之介が一人二役で主演を務める日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」(TBS系、日曜よる9時~)に出演する杉咲花の初回放送を受けたコメントが、11月3日放送予定の第2話を前に公開された。
【画像】神木隆之介、金髪姿でホスト役!「海に眠るダイヤモンド」第1話
「海に眠るダイヤモンド」は、昭和の高度経済成長期と現代を結ぶ70年にわたる愛と青春、友情、家族の物語。1955年からの石炭産業で躍進した長崎県・端島と現代の東京を舞台に、端島の炭鉱員の家で生まれ育った鉄平(神木)と、現代のホスト・玲央(神木/一人二役)という、違う時代に生きる主人公を描く。「アンナチュラル」「MIU404」の脚本家・野木亜紀子、監督・塚原あゆ子、プロデューサー・新井順子による初の日曜劇場。
杉咲が演じるのは、幼い頃から鉄平に思いを寄せる、端島の“銀座食堂”の看板娘・朝子。鉱山職員や炭鉱員と違って家は貧しいが、しっかり者の姉として明るく健気に働く女性で、第1話では、幼馴染の百合子(土屋太鳳)と鉄平の関係を気にしたり、何かから逃げるように端島へやってきた謎の女性・リナ(池田エライザ)の世話を焼く鉄平にやきもきする場面も映し出された。
また、第1話の放送後、現代でホストの玲央を端島に導く謎の婦人・いづみ(宮本信子)が、朝子たち3人のうちの誰かではないのかと、X(旧Twitter)上で視聴者の考察が飛び交っている。(編集部・入倉功一)
杉咲花のコメント
当時の端島を再現するためにオープンセットが作り込まれていて、撮影をしていると、そこで本当に人々の生活が営まれているんだろうなと匂い立ってくるものがあるんです。1話を見て、映像になったときにそれがより力強く映し出されていて感動しました。また、「この先に端島という街で何が起きるんだろう」という想像を掻き立てられますし、すごく楽しみだなと思いました。
1話の中で特に好きなシーンは、銀座食堂での「やぐらしか!」のシーンです。朝子と百合子は少し溝を感じる関係性ですが、リナが酷い目にあってしまったことを知ったとき、女性としての怒りを共有するんですよね。どれだけ距離があってもこういった瞬間は連帯して、二人の共鳴を感じられるこのシーンがとても力強くて印象に残っています。二人が同じ方向を向けた瞬間だったのではないかなと思います。
そして、今週放送の2話では「スクエアダンス」のシーンに注目いただきたいです。
「海に眠るダイヤモンド」第2話あらすじ
現代。いづみ(宮本信子)は一体何者なのか、自分に似ているという “忘れられない人”とはどんな人物なのかが気になる玲央(神木隆之介)。そんな玲央にいづみは、かつて想いを寄せていた鉄平(神木)のこと、そして島での複雑な“恋模様”について語り始める。
1955年9月。端島では、リナ(池田エライザ)のことを気にかけて遊びに誘う鉄平を、複雑な思いで見つめる朝子(杉咲花)の姿が。朝子の鉄平への気持ちに気付いているリナもまた、自分へ向けられた鉄平の好意をかわしながら、複雑な思いを抱えていた。
一方、端島に生活用水を引く海底水道計画の検討会に参加する賢将(清水尋也)に連れ立って、長崎を訪れた百合子(土屋太鳳)は、アメリカ生まれの“スクエアダンス”と出会い、気に入って端島に持ち帰る。 すぐさま同好会を設立するべく、鉄平、朝子、賢将、リナを集めて練習に取り掛かる。その頃、端島には大型の台風が近づいてきてーー。