「SHOGUN 将軍」西岡徳馬、シーズン2出演オファーに期待「ゾンビ侍で…」浅野忠信と望み捨てず
第37回東京国際映画祭
真田広之が主演&プロデューサーを務めたハリウッドドラマ「SHOGUN 将軍」が、「Dolby Cinema Japan Awards 2024」で「特別賞」(Streaming)を受賞。同作から代表して、西岡徳馬(戸田広松役、※「徳」は旧字が正式表記)、宮川絵里子(プロデューサー)、デイヴ・パウエル(バイスプレジデント&ゼネラルマネージャー/ダイレクト・トゥー・コンシューマ)が31日、丸の内ピカデリーで行われた授賞式に出席し、受賞の喜びとシーズン2に対する思いを口にした。(以下、シーズン1のネタバレを含みます)
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本作は、天下分け目の「関ヶ原の戦い」前夜を舞台に、歴史上の人物にインスパイアされた主人公・吉井虎永(真田)ら戦国武将たちの陰謀と策略渦巻くドラマを描いた全10話のシリーズ。米テレビ界最高の栄誉とされる第76回エミー賞で、史上最多となる18部門を制覇した。
宮川は「『SHOGUN 将軍』は日本を舞台にした時代劇ですが、制作はアメリカの会社、撮影はカナダのバンクーバーで230日間行われ、ホストプロダクションはロサンゼルスで1年半ほど行われました。言葉の壁・文化の壁を越えて、世界中のスタッフ・キャストが一丸となって作った作品ですので、この場を借りて『SHOGUN 将軍』を支えてくださった皆さまに心よりお礼を申し上げます」と頭を下げる。
西岡は、「真田広之に『日本人の精神と武士道の精神、本当の時代劇を伝えたくて、この作品を受けた』という話をしたら、『その通り。同感です』と(言われた)。『真田広之と西岡徳馬がついているのにこんな作品になったのかよ……と言われないような、恥をかかない本当の時代劇をお見せしよう』と固い握手をした」と振り返る。また、エミー賞授賞式では「ヒロ(真田)と『日本のためにすごいことしたよな』と抱き合って喜んだ」と目を細めた。
本作はすでにシーズン2の制作が進んでおり、西岡は「その人たちに報告すれば大変な力になると思います」と力を込める。一方で、自身の出演については「わたしは死んじゃったもんで。首まで落ちちゃったもんで」と苦笑い。しかし、「昨日も浅野(忠信/樫木藪重役)くんと『俺たち二人死んじゃったんだけどどうしよう。でもシーズン2出たいな。じゃあゾンビ侍で出してもらおう』と冗談を言っていました」と明かし、「この先のシナリオはどうなるかわからないので、(出演は)まだわかりません」と望みを捨て切れない様子を見せていた。
ドルビージャパンが初開催した「Dolby Cinema Japan Awards」は、日本のコンテンツ産業の国際的な発展と鑑賞体験の劇的な向上に貢献し、Dolby Vision/Dolby Atmosで制作された作品と製作者を対象に賞を贈呈する。「初Dolby Cinema賞」は、ドルビーの技術を使用して制作に挑戦した作品や、業界に大きな影響を及ぼした作品が対象となる。(錦怜那)
「第37回東京国際映画祭」は11月6日まで日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区にて開催中