ワン・ダイレクションのリアム・ペインさんの死に関連して3人が逮捕
ワン・ダイレクションのリアム・ペインさんの死に関連して3人が逮捕された。現地時間7日にアルゼンチン国家検察庁が発表したと NBC News が伝えた。
リアムさんは先月16日午後、滞在先のアルゼンチン・ブエノスアイレスのホテルの自室バルコニーから転落し、その場で死亡が確認された。31歳だった。リアムさんは死の直前にホテルで破壊的な行動を取っているところを目撃されており、部屋からは薬物の数々が押収されていた。
アルゼンチン国家検察庁によると、逮捕者のうちの1人はリアムさんがブエノスアイレス滞在中、毎日一緒に居た人物で、遺棄罪(扶助を必要とする者を遺棄する罪)に問われている。残り2人はリアムさんにドラッグを2度提供した罪で、そのうち1人はホテルの従業員だという。
薬物テストの結果も発表され、リアムさんが死去する前72時間の間に、アルコール、コカイン、処方箋薬を摂取していたことも明らかになった。死因は複数の外傷と内外出血でそれらはバルコニーから落ちたことによるものであり、自傷行為や他者から暴力を受けた形跡はないという。
ワン・ダイレクションは、2010年放送のオーディション番組「Xファクター」を通して結成されたボーイバンド。世界的人気を博したが、2016年に活動を休止し、以降はメンバーそれぞれがソロで活動している。リアムさんはかつて、ワン・ダイレクション時代はアルコールと処方箋薬と格闘していたと明かしたこともある。(朝倉健人)