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上川隆也、破天荒ヒーロー役でフジ制作の連ドラ初主演 不動産ミステリー「問題物件」ドラマ化決定

水10ドラマ「問題物件」で主演を務める上川隆也
水10ドラマ「問題物件」で主演を務める上川隆也

 俳優の上川隆也が、2025年1月15日スタートのフジテレビ系水10ドラマ「問題物件」(毎週水曜・22時~22時54分初回15分拡大)で主演を務めることが発表された。上川は、2017年放送の「櫻子さんの足下には死体が埋まっている」以来、およそ8年ぶりのフジテレビ系連続ドラマ出演にして、フジテレビ制作の連続ドラマは初主演となる。

【画像】執事姿も似合いすぎる!上川隆也

 本作は、人並み外れた記憶力と天才的な推理力を持つ謎の男が、誰にとっても身近な存在である家で起きる、不可思議な事件に隠された謎を解き明かしていく不動産ミステリー。原作は「名探偵コナン」シリーズの脚本などを手掛ける作家・大倉崇裕の小説「問題物件」と「天使の棲む部屋 問題物件」(いずれも光文社)。ドラマ「福家警部補の挨拶」(2014)、「警視庁いきもの係」のプロデューサー・貸川聡子と3度目のタッグで、人気シリーズを映像化する。

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 上川が演じるのは、黒づくめの服に黄色のジャケットを羽織った、独特な雰囲気を持つ謎の男・犬頭光太郎(いぬがしら・こうたろう)。うさんくさい見た目と裏腹に、とにかく頭が切れて腕っぷしも強く、人並み外れた記憶力と天才的な推理力を誇るヒーロー。不動産会社で心霊物件など不可思議な現象に関するクレームを扱う部署に勤務する、若宮恵美子(わかみや・えみこ)の前に風のように現れては雷のように事件を解決し、風のように去っていく。

 心霊現象などはハナから信じておらず、どんなことが起きても動じずに面白がる犬頭。その一方で気は短く、すぐに手や足が出てしまう一面も。「吾輩は犬である」などと冗談を飛ばす犬頭を、恵美子は「犬の化身なのではないか」と勘繰っている。

 この破天荒キャラに挑む上川は「連続ドラマの出演は『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』から数えると8年ぶり、主演となると『スワンの馬鹿! ~こづかい3万円の恋~』(関西テレビ制作)以来、実に17年ぶりで、言いようのない身の引き締まり感を感じています。フジテレビさんではこれまで、印象深い作品に数多く出演させていただきました。再び主演としてお迎えいただけることを本当にうれしく思います。だからこそ、精一杯努めたい……そんな気持ちでいます」とコメント。「ミステリーファンの方にも、純粋にドラマ好きの方にも楽しんでいただけるような作品にしたいと思います。そして、難事件に立ち向かう犬頭と恵美子のでこぼこコンビにもご注目いただけたらと思います」と意気込む。

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 脚本はドラマ「ごくせん」シリーズや「花咲舞が黙ってない」シリーズ(どちらも日本テレビ系)などを手掛け、2025年公開予定の映画『ババンババンバンバンパイア』も担当する松田裕子。演出は現在放送中のドラマ「スノードロップの初恋」(フジテレビ系)などを手がける紙谷楓らが担当する。キャスト、原作者、スタッフのコメント全文は以下の通り。(編集部・入倉功一)

上川隆也

ーー上川さんにとって8年ぶりのフジテレビ系連続ドラマ出演となります。

連続ドラマの出演は「櫻子さんの足下には死体が埋まっている」から数えると8年ぶり、主演となると「スワンの馬鹿! ~こづかい3万円の恋~」以来、実に17年ぶりで、言いようのない身の引き締まり感を感じています。フジテレビさんではこれまで、印象深い作品に数多く出演させていただきました。再び主演としてお迎えいただけることを本当にうれしく思います。だからこそ、精一杯努めたい……そんな気持ちでいます。

ーー原作、台本を読まれた印象をお聞かせいただけますでしょうか。

原作から拝読させていただいたのですが、ミステリーの要素を踏まえつつ、どこかコメディー感もあるような、気軽に読めるミステリー小説として楽しませていただきました。恵美子と犬頭のコンビが、どんな事件に出会って、どんな活躍を見せていくのかと、駆り立てられるようにページをめくって読ませていただきました。この世界観がこのままドラマになったら、さぞかし面白いドラマになるだろうと思いましたし、そんな作品に参加できることをうれしく思っています。

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ーー演じる犬頭光太郎の印象を教えてください。

犬頭はいわゆる社会規範の中から、少しだけはみ出して物事を判断し行動するような男です。彼が1つ1つの事件やその事件に関わる人たちと相対していく中で見せる破天荒な行動が、読者にとってはきっと快感だったと思うんです。僕も原作を読んで、彼の天衣無縫な振る舞いに大きな魅力を感じました。視聴者のみなさんも、次は何をしてくれるのだろうかとワクワクしてもらえるのではないかなと思いますし、そこを大事に、丁寧に演じていけるようにしていきたいと思います。

ーー放送を楽しみにしている視聴者のみなさんへメッセージをお願いします!

この作品はミステリーですから、原作同様ドラマにも奇想天外なトリックが用意されています。ミステリーファンの方にも、純粋にドラマ好きの方にも楽しんでいただけるような作品にしたいと思います。そして、難事件に立ち向かう犬頭と恵美子のでこぼこコンビにもご注目いただけたらと思います。御期待下さい。

原作:大倉崇裕

ドラマ化のお話をいただき確認してみたところ、「問題物件」の第一話を書いたのは、2011年の秋でした。10年以上前の作品に、今こうしてドラマ化という新たな光を当ててくださった事、とてもうれしく、光栄に思います。ミステリードラマは大好きで、ミステリー小説を書く合間にミステリードラマを見るという生活を送っています。ご出演いただく皆様は、そんな私にとって憧れ、伝説の方ばかり。自分の書いた物語がどのような形になるのか、今から楽しみでなりません。ただ、一つ心配なことが。原作の中には怪談めいたエピソードが何話かあります。自分で書いておいて何なんですが、私は怖い話が大の苦手でして、それが映像でどう再現されるのか、ちょっとビクビクしています。夜、寝られなくなったらどうしましょう。

プロデュース 江花松樹(フジテレビ)

国内の総住宅数は6,500万以上あるらしい。その中で、<心理的瑕疵(かし)物件>ーいわゆる“事故物件”ーと呼ばれる物件の数は、1年に1万件以上のペースで積み上がっているとも言われます。そう考えると、今私たちが住んでいる家で、何かが起きてもおかしくない…。そんな怪奇現象が起きる問題物件を、クセと嗅覚が強い主人公が鮮やかに、バチッと解決します。呪い、幽霊、金縛り…おうちのトラブルどんとこい。コメディーからシリアスまで…変幻自在の演技力を持つ“ワンダフル!”な上川さんをお迎えして、ワンランク上のエンターテインメントをお届けできればと思います。是非、お楽しみに!

プロデューサー 貸川聡子(共同テレビ)

「問題物件」の原作に出会ったのは10年ほど前になります。「福家警部補の挨拶」「警視庁いきもの係」と、大倉先生の著作を2シリーズ映像化させていただきましたが、そのどれにも似ていない、爆発的な個性をもつこの作品に、一気に魅了されました。弾むようなキャラクターとスピード感、そしてしっかりとミステリーの骨格を持った物語……そんな原作の魅力をそのままに、ドラマならではのホラー的な映像のワクワク感やテンポの良い会話劇をさらに楽しんでいただけるよう、チーム一丸となって作っています。ミステリードラマ界で唯一無二の存在感を放つ上川隆也さんを、この犬頭というとんでもなく破天荒な役でお迎えできることにプレッシャーを感じつつ、高揚感が止まりません。
不動産に隠された謎と秘密にゾクゾク、コミカルな会話劇にワクワク、そして鮮やかな解決にスカッと! さらに可愛(かわい)い犬も重要な存在として登場します。一粒で何度も美味しい、新しいユーモアミステリードラマ「問題物件」にどうぞご期待ください!

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