二宮和也、実写版【推しの子】カミキヒカル役で出演決定 アクアの宿敵でかつてない怪演、最終予告に登場
俳優の二宮和也が、累計発行部数2,000万部を突破した人気コミック【推しの子】(原作:赤坂アカ・横槍メンゴ)を実写映画化した『【推しの子】-The Final Act-』に出演することが決定した。二宮は、主人公・アクア(櫻井海音)やルビー(齊藤なぎさ)の宿敵となりうる謎の男“カミキヒカル”役を担当し、かつてないほど狂気に満ちた怪演を披露する。あわせて、二宮ふんするカミキの姿を収録したファイナル予告が公開された。
【動画】二宮和也が怪演…『【推しの子】-The Final Act-』ファイナル予告
芸能界を舞台にした【推しの子】は、主人公が推しのアイドルの子として転生するというファンタジックな設定、殺害事件をめぐるサスペンス、現代社会を反映した展開が話題の作品。Amazonと東映がタッグを組んだ実写版は、Prime Video 配信のドラマシリーズ(全8話)と、その続きを描く映画で構成されている。
5日21時から配信開始となったドラマシリーズ第7話&第8話では、伝説のアイドル・アイ(齋藤飛鳥)の死の真相へと着実に近づくアクアが、“カミキヒカル”という人物の名を挙げ、強い復讐心を燃やすシーンが描かれた。唯一の手掛かりは、かつてアイが通っていた劇団のワークショップに同じく在籍していたという情報。カミキは、アクアとルビーの父親なのか、アイを死に至らしめた真犯人なのか。謎に包まれたこの男が、物語の重要なカギを握っていることは確かだ。
企画立ち上げの第一人者である東映の井元隆佑プロデューサーは、二宮の起用について「実写【推しの子】、モノづくりの最後の仲間が二宮和也さんです。髪を染め上げ、カミキヒカルの『正しい嘘』を丁寧かつ大胆に演じて頂きました。彼のひとつひとつの芝居を、一生忘れないと思います」とコメントを発表。
二宮はかねてから原作ファンであったことを明かし、「もちろん色々な意見があるかもしれないですが、『カミキヒカルを誰がやるんだ』と気になっている【推しの子】のファンの皆様が、なるべくポジティブに見てみたいなと思えるようなことが出来たら、僕が呼ばれた意味もあるんじゃないかと。そうした思いで参加させていただきました」と心境を熱く告白。「スタッフ・キャスト全員が【推しの子】という作品に敬意を持って参加しています。是非それぞれの楽しみ方で楽しんでいただければと思っています」とアピールした。
また少年時代のカミキヒカル役を、映画『怪物』(23)で映画初出演を果たした期待の俳優・黒川想矢(14)が務めていることも明らかに。カミキの憂いを帯びた繊細な表情はファイナル予告でも垣間見え、二宮との時代を超えたアンサンブルに期待が高まる。(編集部・倉本拓弥)
「【推しの子】」ドラマシリーズ(全8話)は Prime Video で世界独占配信中/映画『【推しの子】-The Final Act-』は12月20日より東映配給で全国公開