映画『名探偵コナン』最新作、涙を流す小五郎…安室透も登場する特報映像が公開
青山剛昌原作の人気アニメ「名探偵コナン」の劇場版28作目『名探偵コナン 隻眼の残像(せきがんのフラッシュバック)』(2025年4月18日全国公開)の特報映像とあらすじが5日、公開された。
『名探偵コナン 隻眼の残像(せきがんのフラッシュバック)』特報映像
長野県の雪山を舞台に、過去と現在の事件を描く本作。特報映像は「あの事故の日...」と呟くコナンの一言をきっかけに、長野県警の警部・大和敢助の見えなくなった左眼が疼きだすところから幕を開ける。雪山で血だらけの左眼を押さえる姿や雪崩のシーンが映し出されるなか「あの日、俺は何を見たんだ...」というセリフが、今回の事件は敢助の記憶が鍵となることを予感させる。
そして、長野県警の同僚で敢助の幼なじみである諸伏高明と上原由衣をはじめ、黒田管理官、目暮警部、刑事の佐藤、高木といった警視庁捜査一課の面々、私立探偵(安室透)や潜入捜査している黒ずくめの組織(バーボン)としての顔も持ち、トリプルフェイスを使いこなす公安警察・降谷零も登場。東京と長野の警察組織を取り巻く大事件の発生を予感させる。
また、顔を覆って涙を流す小五郎の姿も。いつものお調子者の様子は一切なく「ついてくるな、遊びじゃねえんだ」と真剣な声で告げる小五郎の言葉にはどんな思いが込められているのか。さらに、コナンを中央に、左右から鋭い視線を向ける小五郎と敢助の“片目”がのぞく「DETECT ビジュアル」も公開されている。発表されたストーリーは以下の通り。(編集部・入倉功一)
『名探偵コナン 隻眼の残像』ストーリー
長野県・八ヶ岳連峰未宝岳(みたからだけ)。長野県警の大和敢助が雪山で“ある男”を追っていた時、不意に何者かの影が敢助の視界に。気をとられた瞬間、“ある男”が放ったライフル弾が敢助の左眼をかすめ、大きな地響きとともに雪崩が発生。そのまま敢助を飲み込んでしまいー
10カ月後。国立天文台野辺山の施設研究員が何者かに襲われたという通報を受け、雪崩から奇跡的に生還した敢助と、上原由衣が現場へ駆けつけた。事情聴取のさなか天文台の巨大パラボラアンテナが動き出すと、負傷し隻眼となった敢助の左眼がなぜか突如激しく疼きだす…
その夜、毛利探偵事務所に、小五郎の警視庁時代に仲の良い同僚だった“ワニ”と呼ばれる刑事から電話が入った。未宝岳で敢助が巻き込まれた雪崩事故を調査しており、事件ファイルに小五郎の名前があったという。
後日会う約束を交わした小五郎にコナンもついて行くが、待ち合わせ場所に向かっていた途中、突然響き渡った銃声ー。
果たせなかった約束と、隻眼に宿った残像。
氷雪吹き荒れる山岳で、白き闇の因縁(ホワイトアウトミステリー)の幕が切って落とされるー