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見逃せない2025年注目の洋画10選

ついに実写化!
ついに実写化! - Walt Disney Pictures / Photofest / ゲッティ イメージズ

 2025年の洋画は、さまざまなタイプの話題作、サプライズ的な注目作が公開を控えている。2024年は特大ヒットを記録した洋画の実写作品が少なかった分、今年は大人気シリーズの新作などで存在感を示しそうだ。(斉藤博昭)

【動画】『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』予告編

『ANORA アノーラ』2月28日公開

(C) 2024 Focus Features LLC. All Rights Reserved.

 3月2日(現地時間)に行われる今年度のアカデミー賞授賞式で、本命の一つとして話題になりそうな一作。第77回カンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールに輝いたので、芸術性の高い作風かと思いきや、エンタメとして最後までジェットコースターのように楽しめる。ニューヨーク・ブルックリンでストリップダンサーとして働くアニーが、ロシア人の金持ち御曹司イヴァンに見そめられ結婚を決意。しかしイヴァンの両親が猛反対し、とんでもない事態になだれ込む。奔放なラブストーリーに、緊迫のサスペンス、ユーモラスなやりとり、ジェンダー問題などがキレ味よくハマり、最後は予想外の感動が待っている。

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『白雪姫』3月20日公開

(C) 2024 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

 今から88年前の1937年、世界初のカラー長編アニメーションとして公開され、ディズニープリンセス第1号“白雪姫”が誕生したアニメーション版『白雪姫』。『美女と野獣』『アラジン』等クラシックアニメーションの実写化が注目されるディズニーが、ついにその“原点”となる不朽の名作を実写映画化する。七人のこびと、毒リンゴによる眠り、王子様のキスといったおなじみの要素が現代向けにどう改変されたのか。新たに追加される楽曲も楽しみ。ヒロイン役が『ウエスト・サイド・ストーリー』のレイチェル・ゼグラー、監督が『(500)日のサマー』のマーク・ウェブ、脚本が『バービー』のグレタ・ガーウィグということで、革新的なチャレンジにも期待を。

『サンダーボルツ*』GW公開

(C)2024 MARVEL

 『アベンジャーズ』シリーズが一旦終了し、ここ数年は落ち着いた感のあるMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)だが、2025年はこのマーベル映画が待機している。MCUのスーパーヴィランたちが「サンダーボルツ*」というチームを結成。アメリカ政府の超難関ミッションに挑む。中心となるのはバッキー・バーンズ/ウィンター・ソルジャー(セバスチャン・スタン)、ブラック・ウィドウの“妹”エレーナ・ベロワ(フローレンス・ピュー)といった面々。超クセ者のヴィランたちがヒーローの役割を果たすということで、アクションだけでなく二転三転のドラマが用意されるはず!

『ザ・サブスタンス(原題) 』5月16日公開

(C)The Match Factory

 2025年は最近あまり活躍を目にしなかったスターたちの復活劇が相次ぎそう。その一人が、デミ・ムーアだ。『ゴースト/ニューヨークの幻』などで一世を風靡した彼女が、この新作の演技で次々と賞にノミネート。しかも衝撃の演技を披露しているのだ。デミが演じたのは、ハリウッドの「ウォーク・オブ・フェーム」に名前が刻まれるほどの人気スター。しかし年齢とともに栄光は過去のものとなり、彼女の肉体はある再生医療によって若く美しく変身する。その外見を武器に仕事を手に入れるも、そこにはとんでもない代償が……という物語。映画のジャンルは「ボディホラー」なので、目を疑うビジュアルも用意され、サプライズ的なブームを起こしそうな問題作でもある。

『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』5月23日公開

(C)2024 PARAMOUNT PICTURES.

 2023年に大ヒットを記録し、人気の衰えを感じさせないトム・クルーズの当たり役も、もしかしてこれで最後かも? と噂されている。もともと前作との2部作で構想された新作なので(タイトルの「レコニング」の文字が共通)、前作でイーサン・ハントが手にした“鍵”から、シリーズでも最も難攻不落なミッションに導かれていく。29年前の1作目とのリンクもあるようなので、長年のファンには胸アツな展開、そして結末が待ち受けることだろう。回を重ねるごとに驚異的なスタントに挑んできたトムが、この最新作では何を見せてくれるのか? 2025年、洋画実写作品のナンバーワンを狙うアクション大作である。

『リロ&スティッチ』初夏公開

(C)2024 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

 2024年夏に開催されたディズニーのファンイベントD23で、最も会場が盛り上がったというのがこの作品の特別映像。2002年のアニメーション『リロ&スティッチ』の実写版だ。かわいいのに暴れん坊という正体不明の生き物、スティッチは大人気キャラとなったが、実写ということで最新のCGIによってモフモフの毛並みで登場する。少女リロとスティッチの新たなドラマは明らかになっていないが、舞台となるハワイの美しい風景や、スティッチの豪快な活躍、そしてもちろんエモーショナルな絆が描かれるのは間違いなく、サマームービーとして最高の一本であることは保証されている。

『ジュラシック・ワールド・リバース(原題) / Jurassic World Rebirth』7月2日 全米公開予定

主演はスカーレット・ヨハンソン! - Jon Kopaloff / FilmMagic / Getty Images

 『ジュラシック・パーク』から数えると7作目、そして『ジュラシック・ワールド』とタイトルが変わってからは4作目となる最新作。前作から5年後を舞台に、人類の特効薬のために恐竜からDNAを採取する極秘プロジェクトが描かれる。スカーレット・ヨハンソンを中心に、若手スター、ジョナサン・ベイリーら注目キャストたちが、巨大な恐竜たちにどう立ち向かうのか? 新たに監督を務めるのはギャレス・エドワーズで、『GODZILLA ゴジラ』でも発揮したモンスターパニック演出の手腕が今回も大いに発揮されそう。

『スーパーマン』夏公開

(C)&TM DC(C)2025 WBEI

 クリストファー・リーヴヘンリー・カヴィルら過去に何人もの俳優が演じてきた、DCを代表するヒーロー、スーパーマン。この新作では『Pearl パール』『ツイスターズ』などのデヴィッド・コレンスウェットが任された。コアな映画ファン以外には知られていない彼だが、オーディションを勝ち上がって選ばれ、かつてないほど役にぴったりだと前評判が高い。体重を20キロ弱も増やしてスーパーマン役にパーフェクトな筋肉を完成。新聞記者クラーク・ケントのちょっと頼りないムードも名演していそう。監督を務めるのは『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズなどを手がけ、DCスタジオの新たなトップになったジェームズ・ガンなので、人気ヒーローの新たな進化を予感させる。

『マイケル(原題)』10月3日 全米公開予定

Kevin Mazur for Lionsgate

 2025年はボブ・ディランロビー・ウィリアムスマリア・カラスと、音楽の歴史を変えたアーティストの映画が相次ぐが、その決定版になりそうな一作。「スリラー」など大ヒット曲を数多くリリースし、カルチャーそのものを変革した稀代のエンターテイナー、マイケル・ジャクソン。その素顔や、語り継がれるパフォーマンスを再現する本作は、実の甥であるジャファー・ジャクソンがマイケル役ということで早くから話題になっていた。プロデューサーが『ボヘミアン・ラプソディ』のグレアム・キング、監督は『イコライザー』のアントワーン・フークアという顔合わせも傑作の香りが漂う。突然の死から16年。ついに伝説が復活する。

『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』12月19日 日米同時公開

(C)2024 20th Century Studios. All Rights Reserved.

 2009年公開の第1作は日本でも興行収入159億円という特大ヒットを記録し、洋画歴代の5位(数字は興行通信社調べ)。そして世界興収は現在(2025年1月)も歴代1位に君臨。そして2022年の第2作も世界で歴代3位(Box Office Mojo調べ)となった、ジェームズ・キャメロン監督のライフワーク。この3作目では、神秘の星パンドラのナヴィ族で、リーダーとなったジェイクとその一家が、新たなアドベンチャーを繰り広げる。タイトルにファイヤー(=炎)、アッシュ(=灰)とあるように、前作で舞台になった大海原とはまた違った世界が待っているはず。新キャラクターや新たな生命体が、またも革新的なビジュアルでスクリーンに現れる!

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