佐藤健、芦田愛菜の成長に「大人になられて…」泣きの芝居のアプローチが変化
俳優の佐藤健と芦田愛菜が23日、都内で行われた映画『はたらく細胞』の“メガヒット!記念舞台あいさつ”に登壇。子役時代の芦田を振り返った佐藤は、芦田の芝居の変化から成長を感じたといい、感慨にふけった。この日は、佐藤とW主演を務める永野芽郁、阿部サダヲ、武内英樹監督も来場した。
漫画家・清水茜による同名コミックと清水監修のスピンオフ「はたらく細胞BLACK」を原作に、『翔んで埼玉』『テルマエ・ロマエ』の武内監督が実写映画化した本作は、生活習慣や体内環境が正反対な親子の体内ではたらく細胞たちが、擬人化して描かれる壮大なエンターテインメント作品。
公開10日間で観客動員数128万人、興行収入17億5,000万円を突破したという本作。「こんなに泣ける映画だと思わなかった」という反響も多いといい、病に侵される女子高校生・日胡を演じた芦田は「人間パートが原作にない部分だったので不安だったんですけど、家族には『そこがあったから自分の体がどうなっているのかわかりやすかった』と言ってもらえたのでうれしかったです」と安どの表情を見せる。
また、病室でのあるシーンを思い返しながら「シチュエーション的につらかったのですが、(父親役の)阿部さんのお芝居が素敵で、阿部さんの顔を見ていたら泣けてきて、自然に日胡ちゃんの気持ちになりました」と感謝していた。
阿部は「愛菜ちゃんが(病気になる役で)どんどん小っちゃくなっていくんですよ。すごいですね、役者さんって。本当に具合悪かったでしょ?」と芦田の演技力に驚きを隠せない。メイクや衣装のおかげと謙そんする芦田に、阿部は「リハーサルから泣いていて……。僕なんて(涙が)もったいないからとっときな! って思っちゃう。映像を見たらすごいですもんね。どうやってんの? 昔からそうじゃない?」と疑問も呈する。
さらに佐藤も「小っちゃいときからすぐ泣けたじゃん。泣き方って小っちゃいときと大人になってからで変わるものなの?」と質問。芦田が「小っちゃいときは悲しいことを想像して、最近は役の気持ちです」と答えると、佐藤は「大人になられて……」と芦田の成長を実感して感慨にふけっていた。(錦怜那)