「海に眠るダイヤモンド」明かされた“サワダージ”の正体 衝撃事実に驚きの声「鳥肌」「つらい」の声【ネタバレあり】
神木隆之介が一人二役で主演を務めるTBS系日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」の最終話2時間スペシャが22日に放送。劇中、いづみ(宮本信子)を献身的に支えてきた会社の秘書・“サワダージ”こと澤田(酒向芳)の素性が明かされると共に、“あの夜”に端島で起きた事実が明かされ、X(旧Twitter)上でも反響を呼んだ。(ネタバレ注意。以下、最終話までの内容に触れています)
「海に眠るダイヤモンド」は、1955年からの石炭産業で躍進した長崎県・端島と現代の東京を舞台にした、高度経済成長期と現代の日本を結ぶ、70年にわたる愛と友情、家族の物語。「アンナチュラル」「MIU404」を手掛けた脚本家・野木亜紀子、監督・塚原あゆ子、プロデューサー・新井順子が、端島の炭鉱員の家に生まれた鉄平(神木)と、現代の東京のホスト・玲央(神木/一人二役)という、違う時代に生きる主人公を描く。
これまで、端島の記憶をたどるように玲央が読み返していた、いづみが持っていた10冊の鉄平の日記。そのうち10冊目は、一部が黒く塗られページが切り取られており、誰の仕業か不明だったが、最終話でさらに重大な秘密が明かされる。
きっかけとなったのが、両親が端島に住んでいたという、古賀考明(滝藤賢一)と名乗る男性。いづみの孫・千景(片岡凜)がオークションで落札した端島の貴重品の出品を「子供が勝手に出品してしまった」という理由でキャンセルした考明は、百合子と賢将の子供の一人であり、賢将の死後、遺言に従って日記をいづみに渡した。しかし、10冊と思われた日記は11冊あり、それを直接受け取った秘書の澤田が、11冊目を会社の金庫に隠していた。
問い詰められた澤田は、自分がリナと進平の息子・誠であることを告白。そして、鉄平が誠とリナを連れて端島を出た原因が、かつて進平がリナを守るために殺したヤクザの兄に狙われる身となったことだったと明かされた。鉄平は、進平の代わりに誠を殺そうとするヤクザに、自分が小鉄を殺したと伝えて全ての罪をかぶり、追われる身となっていた。
以前から、澤田も端島に関係する人物だと考える視聴者も多く、Xでも「サワダージまじで何者?」などの声があがっていた澤田。ついに明かされた正体にXでは「誠かい…!!」「やっぱり誠おおお」「まじかよ。鳥肌なんだが…」「まことかーー!! 鉄平かと思ってたよ!」などの声が。また、全ての罪をかぶり、朝子を置いて端島を出ていくしかなかった鉄平の選択に「鉄平…優しすぎるよ…」「全てを背負いすぎているよつらい」などの声もあがった。
母であるリナから、鉄平と朝子に対する罪の意識を聞いていた澤田は、恩返しのため、失職を機にいづみの秘書の求人に応募していたことを告白。さらに、リナもすでに亡くなっていることを明かした。
自分たちの“罪”を知られることを怖れ、日記を隠してしまった澤田。「もう、顔も見たくないと思うので」と言う澤田に、いづみは、玲央を交えてちゃんぽんを作る子供や孫たちを見ながら「あなたに、罪なんてない。進平兄ちゃんと、リナさんと、誠。あなたたちがいたから、この家族に会えた」「あなたが生きてて、また会えて、良かった」と告げる。この優しい言葉にXでは「朝子優しい」「そうだよサワダージは何も悪くない」「朝子優しい」などの声が寄せられていた。(西村重人)