ジョニー・デップ、ファンを狙う「なりすまし詐欺」に注意喚起
俳優のジョニー・デップ(61)が現地時間6日、自身の公式Instagramを更新し、全米で急増する自身の「なりすまし詐欺」に対して注意喚起を行った。
米Gizmodoによると、この1年でデップを名乗った詐欺被害は197件。FacebookのようなSNSでターゲットを定め、Telegram、WhatsAppなどのメッセージングアプリで金銭を要求するという。被害者の中には、35万ドル(約5000万円)近くの大金を騙し取られたケースも確認されている。
被害が拡大する中、デップは詐欺師たちが自身のファンやサポーターを狙っていると注意を促し、「彼らの手口の一つとして、私や私のチームメンバーになりすまし、偽のSNSアカウントやメールアドレスを複数作成しています」と報告。AI技術が発展し、ディープフェイク制作が容易になっているとも述べ、「詐欺師たちは、まるで本物の私のように見えたり聞こえたりするかもしれません。しかし、私も私のチームも、金銭や個人情報を求めることは絶対にありません」と強調した。
デップ側は、こうした違法な詐欺行為に対抗するための取り組みを強化しており、デップの公式アカウントはInstagram、Facebook、TikTokのみであると再度説明している。また、有料のミーティング参加やメンバーシップ登録のために金銭を要求することはなく「求められた場合、それは詐欺です」とつづり、いかなるSNSでも自分からファンに直接連絡することはないと呼びかけている。(編集部・倉本拓弥)