『28年後…』キリアン・マーフィは出演せず 続編2作で復帰の可能性
ダニー・ボイル監督が手がける人気サバイバルホラー映画シリーズの第3弾『28年後…』（2025年日本公開）には、1作目『28日後…』（2002）で主演を務めたキリアン・マーフィは登場しないことが明らかになった。プロデューサーのアンドリュー・マクドナルドがEmpireに認めた。
『28日後…』は、人間を凶暴化させるウイルスが蔓延したロンドンを舞台に、主人公・ジム（キリアン）ら生存者たちが感染者と死闘を繰り広げる作品。新たな3部作の幕開けを飾る『28年後…』は、『クレイヴン・ザ・ハンター』のアーロン・テイラー＝ジョンソンを主演に迎え、感染拡大から28年後を舞台に新キャラクターたちの物語を描く。
キリアンは『28年後…』の製作総指揮に名を連ねており、ジムとして同作に出演する可能性があると報じられていた。昨年12月に公開された予告編には、花畑でゆっくり起き上がる変わり果てた感染者がキリアンにそっくりだという声が相次いだが、後にその正体がアンガス・ニールという別の俳優であることが The Guardian のインタビューで判明していた。
アンドリューは「彼（キリアン）に出演してほしいと思いましたし、彼も関わりたいと言っていました」と前置きし、「ですが、彼は最初の映画には登場していません」と明言。すでにクランクアップしている新3部作の第2弾『ザ・ボーン・テンプル（原題） / The Bone Temple』（2026年1月16日全米公開）や、完結編となる第3弾で復帰する可能性はあるといい、「何らかの形で彼と再び仕事ができればと思っています」と期待を寄せている。
『28年後…』はボイルが監督に復帰し、『シビル・ウォー アメリカ最後の日』の監督としても知られる脚本家アレックス・ガーランドが脚本を執筆した。続編『ザ・ボーン・テンプル（原題）』のメガホンは、ボイル監督から『マーベルズ』のニア・ダコスタ監督にバトンタッチされる。（編集部・倉本拓弥）