「日本アカデミー賞」西田敏行さん、小原乃梨子さん、大山のぶ代さんらに特別賞
14日、日本アカデミー賞協会が、3月14日にグランドプリンスホテル新高輪で授賞式が行われる、第48回日本アカデミー賞の特別賞受賞者を発表。昨年10月17日に亡くなった西田敏行さんに「協会栄誉賞」、7月12日に亡くなった声優の小原乃梨子さん、 9月29日に亡くなった大山のぶ代さんに「会長特別賞」が送られた。
映画製作の現場を支える種々の職能に従事する人たちの栄誉を讃える「協会特別賞」には4名が選出。小道具や装飾を扱う分野の第一人者として活躍してきた市丸洋さん。1,000本以上の邦画作品の音響制作に関わってきた日本で唯一のドルビーサウンドコンサルタント・河東努さん。数多くの作品で塗装・エージングを手掛けてきた百瀬達夫さん。そして、ラインプロデューサーとして第一線で現場を支えてきた森賢正さんが選ばれた。
永年にわたり多大なる貢献と顕著な実績をしるした映画人に対し与えられるもの「会長功労賞」は、脚本家の倉本聰さん、映画監督・撮影監督の木村大作さん、俳優の里見浩太朗さん、同じく俳優の渡辺美佐子さんが選ばれた。
そして、永年にわたり多大な貢献と顕著な実績をしるした故人に贈られる「会長特別賞」が「ドラえもん」の野比のび太や「ヤッターマン」のドロンジョなどの声を担当した小原さんと「ドラえもん」の声で親しまれた大山さんに、協会発展に貢献した人物に対して与えられる「協会栄誉賞」が西田さんに送られた。(編集部・入倉功一)