柄本佑の知られざる苦労にクリス・サンダース監督が思わず笑い
柄本佑が20日、都内で行われたドリームワークス・アニメーションの30周年記念映画『野生の島のロズ』(2月7日公開)の日本語吹替版完成披露試写会にクリス・サンダース監督と登壇し、クリス監督からの激レアプレゼントに大興奮した。この日は綾瀬はるか、鈴木福、いとうまい子も来場した。
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本作は、ピーター・ブラウンの童話「野生のロボット」シリーズを原作に描くアニメーション。無人島に漂着した最新型ロボットのロズが、大自然の中で野生動物たちと共に生き抜こうとする姿を描く。監督・脚本を、『リロ&スティッチ』や『ヒックとドラゴン』シリーズなどのクリス・サンダース監督が務めた。
ロズと友情を育むキツネ・チャッカリの日本語版声優を務めた柄本は「監督にお会いできて皆さん嬉しいでしょうが、僕もめっちゃうれしいです」とにっこり。本作の感想を問われると「声撮りの映像のモニターは大きくないので、スクリーンで観て初めて出会ったような感じ。(動物たちの)毛の質感やチャッカリの手の動きとか、細かいところがでっかいスクリーンだとたくさん見えて、監督のこだわりがたくさん感じられて。だからこの作品は劇場で観るべき映画だと実感しました。(動物たちが)ものすごい勢いなので楽しみにしてて」と興奮気味に呼びかけた。
演じるにあたり、柄本は「チャッカリは名前の通り“ちゃっかり”したところがあり、ひょうひょうとしたシニカルな目線があったり、でも愛を欲しているところもあるので、ちゃんと寂しがり屋でちゃんと見栄っ張りなところを出せればなと思いました」と振り返る。また、「ワード数が……。英語と日本語の口の動きが違うから、そこを合わせるのがすごい大変。苦労しました」と打ち明けると、クリス監督は知られざる苦労を知って思わず声を出して笑う。柄本は「そうなんです。でも、チャッカリはその場を楽しんでいる雰囲気もあるから、口が合う合わないということにこだわるよりは、チャッカリの雰囲気が出ればいいなと思って楽しんでやらせてもらいました」と充実した表情をのぞかせた。
クリス監督から直筆のイラストをサプライズプレゼントされる場面もあり、柄本は「手汗がすごくて……。紙が濡れちゃわないように……」となるべく紙に触れないように持ち「(汗が)染みちゃうのが嫌。本気すぎて」と心配しながらも大喜び。綾瀬は「ビューティフォー」、いとうは「涙が出そうです」、鈴木は「大事に飾ります」と感激しきりで、4人のあまりの喜びように、クリス監督は謙そんしたのか「オークションサイトに行っていただければ少なくとも5ドルくらいはいただける作品です」と笑っていた。(錦怜那)