新戦隊「ゴジュウジャー」キャスト発表!ゴジュウウルフは冬野心央、“はぐれアルバイター”の主人公
スーパー戦隊シリーズ50周年記念作品「ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー」(テレビ朝日系・2月16日スタート)の制作発表イベントが26日に配信され、主要キャスト9名が発表された。主人公ゴジュウウルフ/遠野吠(とおの・ほえる)を冬野心央、ゴジュウレオン/百夜陸王(びゃくや・りくお)を鈴木秀脩、ゴジュウティラノ/暴神竜儀(ばくがみ・りゅうぎ)を神田聖司、ゴジュウイーグル/猛原禽次郎(たけはら・きんじろう)を松本仁、ゴジュウユニコーン/一河角乃(いちかわ・すみの)を今森茉耶が務めるほか、飯島佐織(いいじま・さおり)役に中越典子、敵組織「ブライダン」の幹部・ファイヤキャンドル役に三本木大輔、ブーケ役にまるぴ、謎の男・クオン役にカルマが決定した。
本作は、これまでのスーパー戦隊の中でも最高最強の《ナンバーワン》を目指し、子どもたちに圧倒的な人気を誇る動物や恐竜=獣(けもの・ジュウ)をモチーフにしたヒーローが活躍する物語。願いが叶うという戦隊リングをめぐり、戦隊同士もライバルとなり、ナンバー1を目指してバトルを繰り広げる。
主人公・遠野吠は「腕っぷしは強いが愛想も口も悪く、その暴れっぷりから仕事もすぐクビになるが根は良いヤツ。家族も友達もおらず、過去のある出来事以来、“願い”を持たずに生きている。変身時など気合を入れるときは遠吠えをするルーティンがある」という役どころ。その暴れっぷりから、仕事もすぐクビになるため、バイトからバイトへ「はぐれアルバイター」とも呼ばれる。
吠を演じる冬野は、山口県出身の21歳。「小さい頃からヒーローに憧れがあって、いざ出演が決まって本当にうれしいです。芝居経験が少ない分、1年間全力で食らいついて頑張っていこうと思います。よろしくお願いします」と力を込める。
イベントでは、歴代レッド49人が勢ぞろいする場面もあり、冬野は「シンケンジャーを観ていました。印象的な変身ポーズを見たいです」とリクエストし、願いが叶うと「子供の頃だったので、これを観て、もしかしたら漢字を覚えたんじゃないかな? と思っています」とおぼろげな過去を振り返り、シンケンレッドを喜ばせた。
作品にちなみ、「自分のナンバー1」を問われると、冬野は「ナンバー1になりたい願望は根性です。不得意なことが多いので、それに食らいついていく貪欲さや気合、負けん気を誰よりも持っていたいと思います」と返答。ファイヤキャンドル役の三本木が「現場でどんどん上達していくというか、熱が入っていくのが見てとれるよね」と感心すると、冬野は「最初は未熟な部分が多かったんですけど、徐々に慣れて歯を食いしばってやってきました」と自信をのぞかせた。
最後に冬野は「50周年記念の作品ですが『50周年の節目』『一時代の終わり』ではなく、『新たな時代の始まり』という意識を持って制作しているので、過去の戦隊の雄姿もしっかり引き継ぎつつ、新しい要素がたくさん入っている作品になります。いろんなプロフェッショナルな方々が集結して作っているので、自信と期待を持って皆さんにお届けしていきます」と誓い、「皆さんにとってこの作品がかけがえのない愛される作品になりますように、キャストスタッフ一同、精いっぱい頑張っていきますのでよろしくお願いします」と頭を下げた。(錦怜那)