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「御上先生」第6話で御上がついに動く 脚本・詩森ろば、松坂桃李に絶対的な信頼

御上は何を語るのか? - 画像は「御上先生」第6話より
御上は何を語るのか? - 画像は「御上先生」第6話より - (C)TBS

 23日に放送される日曜劇場「御上先生」(TBS系・毎週日曜よる9時~)第6話を前に、脚本家の詩森ろばがインタビューに応じ、主人公・御上孝を演じる松坂桃李の魅力や、後半戦の展開について語った。

【画像】御上の正体が明かされる!第6話場面写真

 「御上先生」は、私立高校に教師として赴任した東大卒のエリート文部科学省官僚・御上孝が、18歳の高校生たちを導きながら、腐敗した大人の権力に立ち向かう“大逆転教育再生ストーリー”。詩森は、松坂が主演した映画『新聞記者』(2019)でも脚本を担当しており、本作で松坂と2度目のタッグを組んでいる。

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 主人公の御上は、改革どころか、自分たちの保身ばかりを考える官僚社会に辟易としている。本来「考える」力を身につけるための教育改革の現場も、いつのまにか権力争いの道具に成り下がり、失望が広がるばかりだ。そんな中、突然の左遷人事に見舞われた御上は、私立隣徳学院に教師として赴任し、令和の時代を生きる18歳の高校生を導きながら、権力に立ち向かうことを決意する。

 詩森は御上のキャラクター像について、当初プロデューサーの飯田和孝から「ダークヒーローにしてほしい」と依頼を受けたと回顧する。「飯田さんは最初、ダークなヒーローがいいとおっしゃられていたんです。ちょうど『アンチヒーロー』(TBS系、2024)を手がけていた時期で、私も最初は『そうですね』と言ったんですけど、どうも私の資質的にダークヒーローはうまくいかなくて……(笑)。御上先生はヒーローという感じでもないし、ニュータイプな先生だなと思って取り組んでいます」と制作秘話を明かす。

 その後、御上役に松坂が決まった時は、素直に嬉しかったとも述べ、「『新聞記者』以来のタッグで信頼を強く感じました。松坂さんなら何を書いても大丈夫だ、引き算をあまりせずに書けるって思えたんです」と松坂の起用に心を躍らせたという。

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 「顔合わせの第一声から松坂さんの演技に感動しました。本当に完璧だったんです。最初の本読みから完璧で、一度、撮影も見させてもらったんですけど、その時もパーフェクト。放送を見てもパーフェクトでした。何かのインタビューで松坂さんは『御上は愛の人だ』という風におっしゃられたと聞いたんですけど、あのクールなものいいの脚本の中からそれをきちんと読み取っていただけたことが本当に嬉しかったです。素晴らしいなと思います」

 第6話では、その松坂の演技に注目してほしいとも述べ、「第6話でついに御上先生が動くという感じなんです。彼の人間らしい部分が第6話で登場します。それをぜひ楽しみにしていただきたいです。私が言うことではないかもしれませんが、第6話の脚本は制作陣も私も一番盛り上がったところです。松坂さんがその第6話をどう演じられるのか、私自身もとても楽しみにしています」と目を輝かせる。

 また詩森は、第6話以降は御上だけでなく、他の大人キャストの見せ場が増えるとも述べ、「後半、怒涛のように大人キャストの変化や内面に抱えているものが噴き出てきます。みなさん、最終話まで台本を読んだ上で演技をされているんですけど、放送を見ていると思わず泣きそうになります。第1話の段階でこういう顔をしているんだって。生徒役の方も含め、先読みした上でみなさんがお芝居をしてくださっているんだなと思うと、私自身も圧倒されます」と話していた。(取材・文:名鹿祥史)

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