リーアム・ニーソン主演、老齢の殺し屋がテロリストに挑む『プロフェッショナル』公開決定
映画『96時間』シリーズを筆頭に、アクションスターとしても活躍する名優リーアム・ニーソン（72）の主演最新作『In the Land of Saints and Sinners』が、『プロフェッショナル』の邦題で4月11日より全国公開されることが決定した。
ニーソンが演じるのは、正義のためにテロリストの一団と対峙する老齢の暗殺者。1970年代のアイルランド、老齢の暗殺者フィンバー・マーフィー（ニーソン）は、周囲にその正体を隠しながら、海辺の田舎町で静かに暮らしていた。そんな彼が引退を決めた後、ベルファストで爆破事件を起こしたIRA過激派グループが町に逃走してくる。彼らの一人が地元の少女を虐待していることを知ったマーフィーは制裁を下すが、そこから、復讐心に火がついたテロリストとの追いつ追われつのゲームが始まる。
円熟味あふれる演技とタフなファイトを両立させた、唯一無二のアクションヒーローとして独自の座を築いてきたニーソンにとって、本作はキャリアの集大成ともいえる一本。当時の政治・社会状況を反映した世界観は、フィクションの醍醐味を存分に打ち出しつつ、リアリティをも兼ね備えている。
監督は『アメリカン・スナイパー』（2014）などのクリント・イーストウッド監督作品で長年プロデューサーを務め、ニーソンとは監督として『マークスマン』（2021）以来2度目のタッグとなるロバート・ロレンツ。撮影監督は『ブラッド・ワーク』（2002）以降、イーストウッド作品の撮影を手がけ、『チェンジリング』（2008）でアカデミー賞にノミネートされたトム・スターンが務めた。（編集部・入倉功一）
映画『プロフェッショナル』は4月11日より TOHOシネマズ日比谷ほかにて全国公開