『アジョシ』天才子役、遺体で発見される 24歳

映画『アジョシ』(2010)の天才子役として注目された韓国人女優のキム・セロンさんが16日、ソウルの自宅にて遺体で発見された。24歳だった。韓国メディアが報じた。
友人が発見し、警察に通報した。警察によると事件性はなく、死因を調査中だという。
2000年7月31日生まれのセロンさんは9歳の時に、巨匠イ・チャンドンが製作を務めた『冬の小鳥』で映画デビュー。カンヌ国際映画祭に特別招待され、レッドカーペットを歩いた。翌年には『アジョシ』でウォンビンふんする主人公の男と心を通わせる少女・ソミを演じ、天才子役の名をほしいままに。大韓民国映画大賞新人女優賞も受賞した。
その後も映画『悪魔は闇に蠢く』『私の少女』『守護教師』やドラマ「女王の教室」(韓国リメイク版)、「魔女宝鑑 ~ホジュン、若き日の恋~」などに出演した。しかし、2022年に飲酒運転で事故を起こしたことがキャリアに大打撃を与え、ドラマ「車輪」を降板。芸能事務所の契約も更新していなかった。(朝倉健人)