『トワイライト・ウォリアーズ』キャスト&監督が来日!熱烈歓迎に感謝「愛してる!」

香港映画史上歴代ナンバーワンヒット(動員数・広東語映画※2024年9月時点)を記録し、社会現象を巻き起こした映画『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』の来日舞台あいさつ付き上映会が、23日に新宿バルト9で行われ、本作メインキャストとなる龍捲風(ロンギュンフォン)役のルイス・クー、陳洛軍(チャン・ロッグワン)役のレイモンド・ラム、十二少(サップイー)役のトニー・ウー、四仔(セイジャイ)役のジャーマン・チョン、そしてソイ・チェン監督が登壇し、ファンから熱い歓迎を受けた。(以下、映画の一部内容に触れています)
1月17日に日本公開を迎えた本作は、徐々に口コミを広げ、昨日の時点で興行収入2億円を突破(配給発表)。この盛り上がりは本国・香港の媒体でも伝えられ、日本のファンの熱い思いに応えたいと、主要キャスト陣とソイ・チェン監督の来日が決定。会場には大勢のファンが来場。リピーターの存在も非常に多く、その熱気が会場中に充満していた。
ステージにキャスト陣、ソイ監督が登壇すると大歓声。ソイ監督が「日本の皆さんと、こうやってここで会うことができてうれしいです」とあいさつすると、ルイスが日本語で「みなさんこんにちは、ルイスです。愛してる!」と呼びかけ、会場は大歓声。さらにレイモンドも「今回『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』を気に入ってもらって、うれしいです」とあいさつ。
続いてトニーが「皆さんに映画を気に入ってもらってうれしいです。この後も『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』の2、3があると思うので、監督の意向に沿って頑張っていきたいと思います」と語ると、「愛してる」と日本語で呼びかけたジャーマンは「今回こうやって日本に来られてうれしいです。日本に来るのははじめて。もっと日本に来られるように頑張りたい」と晴れやかな顔を見せた。
そして、あらためて本作が日本でもヒットしている要因について質問を受けたソイ監督は、「自分でもこれだけ受け入れられたことを驚いています」と切り出しつつも、「おそらく日本の方に受け入れられた要因はアクション、それから九龍城を再現したことだと思う。アクションの表現については漫画的表現を加えているんですが、僕も日本のアニメや映画が大好きなので自然に自分の頭の中に入っているし、今回はそれをぞんぶんに発揮することができた。それが、受け入れられたんじゃないかなと思います」と分析。さらに「それから、日本の皆さんが気に入ってくれたのはここにいるみんな(キャラクター)。今日はひとり来ていないですが、みんなの友情が心に響いたんじゃないかなと思います」とコメント。さらに「九竜城を再現するにあたって、日本にあった九竜城の資料がとても役に立った。あらためて資料を残してくれた日本の皆さんに感謝します」と感謝の思いを述べた。
続いて、印象に残っているシーンについて質問されたキャスト陣。まずはルイスが「やはりチャーシュー飯(叉焼飯)を陳洛軍(レイモンド)にごちそうするシーンが印象に残っていて、自分でも好きなシーン。彼があまりにもかき込みすぎて吹き出したんですよ。自分の体にチャーシューや、ご飯がついてしまった。それでも監督はNGを出さなかったので、演じ続けたわけですが。ただ自分もチャーシュー飯は大好きなので、まだまだ食べに行こうと思いますし、これからチャーシュー飯がヒットすると思います」と述懐。
さらにレイモンドが「もちろん今回はアクションが印象深い。(アクション監督の)谷垣健治さんにありがとうと言いたい」と語ると、トニーが「一番好きなのはラストで4人が飛行機を見ているところ。あそこは、これからの彼らの希望を象徴している。あそこを見て希望を捨てないこと、希望を持ち続けることのメッセージを感じ取ってほしい」とコメント。最後にジャーマンが「自分が印象に残っているのは4人でマージャンを打っているところ。あのシーンは自分が撮影する最終日だった。だからあのシーンを観ると思いだしてしまうんです」と付け加えた。
その後も日本のファンの歓声に笑顔で応えた『トワイライト・ウォリアーズ』ご一行。会場は終始、観客の熱い思いで充満していた。(取材・文:壬生智裕)
映画『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』は全国公開中