大阪万博「ガンダム」新規映像PVが公開 声優に濱田岳・土屋太鳳・武田真治・斎藤工ら
21日、「GUNDAM NEXT FUTURE FINAL in TOKYO」のオープニングセレモニーが都内で開催され、映画監督の辻本貴則、株式会社バンダイナムコフィルムワークスプロデューサーの森下健太郎が出席。2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)へ出展する民間パビリオン「GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION」の新情報や、ガンプラ45周年の施策が発表された。
【動画】ガンダム万博新規映像「GUNDAM: Next Universal Century」PV
パビリオン内には、最大で奥行18m高さ8m超の映像が広がり、床面にはソニーの触覚提示技術(ハプティクス)により全身に繊細かつ臨場感あふれる感触を届ける「Haptic Floor」を設置。Unreal Engine 5 を使用した高精細の新作映像で“新たな宇宙世紀”“モビルスーツと共存する未来”を360度、全身で感じる大迫力の没入体験を届ける。
この日発表されたのは、パビリオン内で体験できる新作映像「GUNDAM: Next Universal Century」のプロモーションビデオ。「西暦2150年、夢洲を訪れたあなたは巨大宇宙ステーション「ジャブロー」の見学ツアーに参加する。ハロに導かれ軌道エレベーターに搭乗。地上3万6000キロの高みを目指す旅が始まる……」というコンセプトの映像で、実写作品をメインに活躍する辻本が監督を務めた。

辻本監督は「森下プロデューサーからオファーのご連絡をいただいたときは冗談かなと思った」と感想を述べると「そのとき別の作品でかなり立て込んでいたのですが、どうしても『ガンダム』に携わりたいと思って、何度も返信のメールを送ってしまいました」と笑う。
PVでは新デザインのハロ「イークス」と「ポー」が登場し、濱田岳(イークス)と土屋太鳳(ポー)が声を担当。ほかにも戸塚有輝(グーロウ)、金田昇(ライズン)、武田真治(???)、斎藤工(アナウンス)など豪華キャストが。辻本監督は「『キャストをどうしますか?』と聞かれたとき、僕は実写系の監督なので、演出面でも役者さんの方が、馴染みがあるのかなと思ってお声がけさせていただきました」と起用理由を明かしていた。

メカニカルデザインに大河原邦男、マーキングデザインにカトキハジメ、音楽にエヴァン・コールら豪華製作陣が並ぶ新規映像。辻本監督は「まさか僕の監督人生で『ガンダム』に携われることがあるなんて夢のようです」と思いを語ると「僕が呼ばれたからには、万博らしい、宇宙について、地球環境について考えようというメッセージはもちろんですが、エンタメという側面にも寄り添って作っています」とためになり楽しめる映像になっていることを明かしていた。(磯部正和)