ロバート・パティンソン×ポン・ジュノ監督『ミッキー17』に日本のアニメの影響

アカデミー賞作品賞に輝いた『パラサイト 半地下の家族』(2019)以来となるポン・ジュノ監督の新作映画『ミッキー17』のワールドプレミアがロンドンで行われ、主演のロバート・パティンソンとポン・ジュノ監督が同作に日本のアニメからの影響があることを明かした。
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エドワード・アシュトンのSF小説「ミッキー7」基にした本作でロバートが演じたのは、失敗続きでとにかく地球を出たかった主人公ミッキー。彼がどういう仕事かも理解せぬまま、唯一空いていた“使い捨て人間”というポジションで植民地化任務に申請したことから巻き起こる騒動を描く。ミッキーに続く数字は彼が何度死んだかを示しており、危険な任務で死ぬ度に“新たなミッキー”がプリンターで生成されるのだ。そして、ミッキー17と先走って生成されたミッキー18があってはならない対面を果たしたことをきっかけに、権力者に対する2人の逆襲が始まることになる。
レッドカーペットで取材に応じたロバートは、「日本に最後に行ったのは2012年かな! この前韓国には行ったんだけど、日本にもいつか行きたいね!」とコメント。「この作品は実はアニメを参考にしている役が多いんだ。僕の演じたミッキーもさまざまなアニメのキャラクターを参考にしているから、日本のお客さんにも響く部分があるとうれしいよ!」と笑顔で見せた。
「こんにちは!」と日本語であいさつしながら登場したポン・ジュノ監督は、注目のシーンについて「ロバート演じるミッキーが、もう一人のミッキーと初めて対面した後、すぐに喧嘩を始めます、そのシーンはぜひ楽しんでほしいですね」と回答。日本のファンへのメッセージを求められると、「わたしは多くの日本人監督のファンです。そして、日本の漫画やアニメをたくさん観てきました。なのでわたしの作品には日本人的な感性が感じられると思います!」と語っていた。(編集部・市川遥)
映画『ミッキー17』は3月28日より全国公開