窪田正孝、北村匠海＆河合優実らをビビらせる　“クズとワルしか出てこない”衝撃作で裏社会の住人役

　俳優の窪田正孝が17日、都内で行われた映画『悪い夏』（3月20日全国公開）の舞台あいさつ付き完成披露上映会に出席。撮影現場で主演の北村匠海や共演の河合優実らを怖がらせていたことが明かされた。この日は、北村、河合、木南晴夏、伊藤万理華、毎熊克哉、箭内夢菜、城定秀夫監督も来場した。

【画像】全員クズ＆ワル役！衝撃作『悪い夏』北村匠海、河合優実、窪田正孝らキャスト陣

　本作は、“クズとワルしか出てこない”と話題を呼んだ染井為人の傑作小説を実写化した衝撃のサスペンス・エンターテインメント。真面目に働いていた市役所勤務の公務員・佐々木守（北村）が、ふとしたきっかけでとんでもない犯罪行為に巻き込まれていく姿が描かれる。

　裏社会の住人・金本役の窪田は「ここにいる皆さんで、とんでもない映画ができたと思っております」と自信をのぞかせる。MCから北村や河合らが撮影現場で金本を怖がっていたことを伝えられると、窪田は北村に「怖かった？」と質問。北村が「怖かったです」と正直に答えると、窪田は「やった！　やりました！」と喜んだ。

　演じる上で意識していたことを問われた窪田は、「悪の概念は人それぞれ違うし、その人がいいと思っているものが傍から見たら悪に見えたりすることが多々あると思うので、悪という一面だけで演じると一辺倒になってしまうから、あくまで金本としての世の中を変えたい（思い）というか、みんなを救いつつ、みんなを食い物にするみたいな、いろんなことを考えている人でした」と説明。金本は「結構深いことを言うこともある」そうだが、窪田は「引っ張られちゃダメです。悪いは悪いです」とこれから鑑賞する観客に注意を促した。

　そんな窪田自身の「悪い所」を問われると、窪田は「10円ガムを1万円札で買ってやった」と回答し、北村から「悪いですね」と即ツッコまれる。300円が必要だったものの200円程度しか持っておらず、1,000円札は持っていたものの「1,000円札も欲しかった」という。「一番安いものを探したら10円ガムしかなくて…。100円玉と1,000円札が欲しくて買ってやりました」と必要以上に悪ぶる窪田に、北村は何度も「悪い！」と合いの手を入れて会場の笑いを誘っていた。（錦怜那）