唐田えりか「極悪女王」から2~3か月で10キロ減量&ウィッグも着用 すぐに『死に損なった男』撮影

唐田えりかが21日、都内で行われた映画『死に損なった男』初日舞台あいさつに登壇し、大反響を巻き起こしたNetflixオリジナルシリーズ「極悪女王」で長与千種役を演じるために増量した10キロの体重を2~3か月で落としたことを明かした。この日は、水川かたまり(空気階段)、正名僕蔵、喜矢武豊、堀未央奈、田中征爾監督も来場。さらに、かたまりの相方・鈴木もぐらがサプライズ登場した。
映画『メランコリック』で長編映画デビューを果たし、国内外で数々の賞を受賞した田中監督による完全オリジナルストーリー。自ら命を断とうとしたもののタイミングが悪く死ぬことができなかった構成作家・関谷一平(かたまり)が、幽霊になった男・森口友宏(正名)から「娘に付きまとっている男を殺してくれないか?」というとんでもない依頼を受ける。
森口の娘・綾を演じた唐田は「やっと初日を迎えることができてうれしく思っております」と笑顔。「極悪女王」の千種役を体当たりで演じ切った唐田は「『極悪~』で体重を10キロ増やしていて、その2~3か月後の現場だったので、体重を早く戻さなきゃというのと、髪も刈られたあとだったのでウィッグでの撮影はちゃんと馴染んでいるかな? みたいな。あと、ヨガのインストラクターの役でもあるので、ヨガのウェアのシーンがあったんですけど、自分の筋肉、たくましすぎないかな? みたいな心配はありました」と本作の撮影にあたって不安があったことを告白する。
MCから「このままだと(喜矢武が演じる)DV夫に勝てそうな感じがしますもんね」と、長与役のルックスが綾役には向いていないと伝えられると、「そうですね。そこは気をつけなきゃと思っていました」と同意する唐田。さらにMCから「2~3か月で(体重を10キロ)落としたんですか?」と尋ねられると、唐田は「そうですね。落としましたね」とうなずいていた。
そんな唐田との初タッグについて、田中監督は「(本作の)直前に『極悪女王』(白石和彌監督)を、その前に山中瑶子さんの『ナミビアの砂漠』をやられていて、そういう大監督の作品をやられた後に俺の作品ですみません……という感じはありました」と恐縮しきり。しかし、唐田は「え~、そんな。わたしは『メランコリック』が好きなので」と田中監督に寄り添う言葉を返す。
そして田中監督は、素顔の唐田についても言及。「ご自身が出られていないときに、僕が見ている監督用のモニターを後ろで見られている時間が結構長くて、それはめちゃくちゃ好印象でした。映画がお好きな方なんだなと思いました」と打ち明けると、唐田は「ありがとうございます。勉強というか、結構(いつも)見ていますね」と、どの現場でも同じ姿勢を貫いていることを明かしていた。(錦怜那)