麻生久美子&塩野瑛久共演で禁断の愛描く 日韓共同制作ドラマ「魔物」テレ朝4月期放送!

テレビ朝日系の4月期金曜ナイトドラマ枠(4月18日スタート、毎週金曜よる11:15~※一部地域を除く)で、麻生久美子主演の日韓共同制作によるオリジナルドラマ「魔物」が放送されることが明らかになった。麻生演じる将来を嘱望されながらも孤独な弁護士と、殺人事件の容疑者となる美しく魅惑的な男との禁断の愛を描くサスペンスで、麻生と初共演となる塩野瑛久が相手役を務める。テレビ朝日が、ドラマ「六本木クラス」「スカイキャッスル」に続いて韓国の大手スタジオ・SLLとタッグを組む。
【画像】「光る君へ」一条天皇(塩野瑛久)の美しすぎるラブシーン
本作は、愛と欲望にまつわる過激なテーマと、満たされない人間たちの歪んだ人間模様を描くストーリー。麻生演じる主人公・華陣あやめ(かじん・あやめ)は、将来を嘱望されながらも孤独を抱えて生きる美しき弁護士。誰にも属すことなく歩んできたからこそ、弱さを武器にする女性を軽蔑してきた彼女の前に、美しく魅惑的なフェンシングのコーチ、源凍也(みなもと・いてや/塩野)が現れる。彼は愛=所有と信じる、危うさをはらんだ男。既婚者だが従順な妻に対するDV疑惑がちらつき、さらには有名大学教授殺人事件の容疑が。その事件をきっかけに2人は許されない恋に落ちていくが、凍也はあやめへの激しい所有欲から、その愛し方は予想もしない変貌を遂げていく。
本作では激しく求め合うあやめと凍也の愛を表現するため、インティマシーコーディネーターを導入。現在、NHK連続テレビ小説「おむすび」でヒロイン(橋本環奈)の母を好演する麻生が、濃厚なラブシーンに挑戦。麻生は、初共演となる塩野の印象について「最初に“本読み”でお会いしたのですが、すごく美しい方だなと思って、この人が凍也を演じるんだな、という説得力を感じました。でもチラッと見えた横顔がキレイすぎて、まともに顔が見られなくて…。ちらちらと横顔を盗み見ては、“美しい!”って衝撃を受けています(笑)。濃厚なシーンはどうなるのか、まだ想像もできないのですが、美しさが出せればいいなと考えています」とコメント。
一方、昨年放送のNHK大河ドラマ「光る君へ」や今年1月期のドラマ「五十嵐夫妻は偽装他人」などで注目を浴びる塩野は、主人公を翻弄する危険な男に。塩野は、「凍也はまったく計算をしてないのに人を惹きつけてしまう、吸引力を持っている人物。冷酷さと無邪気さが混在している男ですが、計算はないのでふとした瞬間にそういった魅力を放つように表現していけたらと思っています。僕にとってもすごくチャレンジングな役ですので、作品の世界観に飛び込むつもりで挑みたいです」と意気込みを語っている。
監督は、「主君の太陽」(2013)や「オク氏夫人伝-偽りの身分 真実の人生-」(2024)などのヒットドラマを手掛けたチン・ヒョクのほか、「大豆田とわ子と三人の元夫」(関西テレビ/フジテレビ)などの瀧悠輔ら。脚品を、Kドラマの名作「星から来たあなた」のリメイク(Amazonプライム・ビデオ配信)を手掛けた関えり香が担う。
SLLは「梨泰院クラス」「夫婦の世界」「SKYキャッスル~上流階級の妻たち~」「財閥家の末息子」「今、私たちの学校は…」「39歳」「私の解放日誌」などヒットドラマを連発し、昨今のKドラマブームを牽引。テレビ朝日では「梨泰院クラス」をリメイクした「六本木クラス」を2022年7月期に放送し、2024年5月にドラマを中心としたグローバルコンテンツの企画開発に関する協業協定をSLLと締結。昨年7月期には「SKYキャッスル~上流階級の妻たち~」をリメイクした「スカイキャッスル」を放送した。
麻生、塩野、パク・ジュンソ(SLL制作代表/エグゼクティブプロデューサー)のコメント全文は下記の通り。(石川友里恵)
麻生久美子(華陣あやめ役)
本作は日韓共同制作によるオリジナルドラマですが、オファーを受けたときの心境は?
韓国ドラマは大好きでよく拝見しているので、まずワクワクしました。私で大丈夫かな、というプレッシャーも感じましたが、とにかくワクワクしっぱなしで、“絶対にやらせていただきたい!”と思い、出演を決めました。私はもともと自分の意思をうまく伝えられるタイプではないので、韓国のスタッフ陣と距離を近づけられるのか不安だったのですが、みなさんとても朗らかで温かくて…お会いした瞬間に“大丈夫だな”と直感しました。意見もしっかり伝えてくださるので、信頼できるチームになるなと確信しています。チン監督の演出によって私の演技も変化していくのか、それも楽しみにしています。
ご自身が演じる華陣あやめ、塩野さんが演じる源凍也のキャラクターについてどのようにとらえていますか?
あやめは自立した、強い女性。仕事ができる弁護士で、野心も抱いています。でも、凍也と出会ったことによって禁断の沼に堕ち、今まででは考えられない新たな自分と向き合って苦しんでいくキャラクターです。私にとって今までにないチャレンジとなる役柄なので、どんな感じで、どこまで突き進んでいいのか、自分がどんなふうになってしまうのかわからなくて…。楽しみな反面、ちょっと怖いなと感じる部分もあります。塩野さん演じる凍也は、魅力の塊。存在だけで人を惹きつける男性です。本質的な部分では子どものように純粋で、あやめに対しても正直すぎるぐらい自分の思いを告げてくれます。そんなふうに愛らしくて少年みたいなところがあるのに、冷たい一面も持っていてギャップがある…。あやめ自身、この人にハマってしまってはダメだとわかっているのに、好きにならずにはいられない。それぐらい魅力のある人ですね。
塩野さんとは初共演ですが、印象を教えてください
最初に“本読み”でお会いしたのですが、すごく美しい方だなと思って、この人が凍也を演じるんだな、という説得力を感じました。でもチラッと見えた横顔がキレイすぎて、まともに顔が見られなくて…。ちらちらと横顔を盗み見ては、“美しい!”って衝撃を受けています(笑)。濃厚なシーンはどうなるのか、まだ想像もできないのですが、美しさが出せればいいなと考えています。
視聴者のみなさまにメッセージをお願いいたします!
脚本が本当に面白いので、見て損はありません! 絶対に面白い作品になるなという予感がしていますし、塩野さんをはじめキャストのみなさんが個性的で素晴らしいお芝居をされる方ばかりなので楽しんでいただけると思います。
塩野瑛久(源凍也役)
本作は日韓共同制作によるオリジナルドラマですが、オファーを受けたときの心境は?
韓国との共同制作は、僕にとって未知の世界。早い段階で全話のプロットをいただいたのですが、今まで見たことがないほど細かく描写が書き込まれていて、すべてを読みきるのに時間がかかりました。日本には“月がきれいですね”のように遠回しに意味を表現し、察する文化がありますが、プロットから細部にわたって丁寧に描き込むのは、日本とは違う制作スタイルだなと感じ、とてもワクワクしました。その“月がきれいですね”のように、僕らは“愛”という感情を言葉で表さずに、行動や描写で伝えようとしますが、この脚本ではストレートに感情をむき出すようなセリフや展開があります。それを韓国式に撮影すると、どういう化学反応が起きるのか…。今から楽しみです。韓国のスタッフさんとは最初はやはり言語の壁を心配していたのですが、それを感じさせないくらいにはっきり意見を言ってくださいますし、衣装合わせの際、監督がこだわりやビジョンを共有してくださったので、いい現場になりそうだなと、僕自身もより撮影が楽しみになりました。撮影が進むにつれて、どんどんコミュニケーションが深まっていくだろうなという期待もあります。
ご自身が演じる源凍也、麻生さんが演じる華陣あやめのキャラクターについてどのようにとらえていますか?
凍也はまったく計算をしてないのに人を惹きつけてしまう、吸引力を持っている人物。冷酷さと無邪気さが混在している男ですが、計算はないのでふとした瞬間にそういった魅力を放つように表現していけたらと思っています。僕にとってもすごくチャレンジングな役ですので、作品の世界観に飛び込むつもりで挑みたいです。麻生さん演じるあやめは、凍也の目線では“自分を見てくれる人”という印象です。凛としてたくましく、仕事にまっすぐ生きてきた女性。そんな彼女の軸がどんどん変わっていく様子は見ごたえがあると思います。
麻生さんとは初共演ですが、印象を教えてください
僕も緊張してなかなか目を合わせられないのですが…、共演の俳優陣が年上、年下にかかわらず骨抜きになってしまうイメージがあります。でもその気持ちがわかるなと、ひしひしと感じています。とてもフラットに接してくださいますし、となりにいて居心地がいいので素敵なチームを作れる予感があります。2人の場面では、今まで見たことがないような、美しくも“味”のあるやりとりを見せることができたら…。麻生さんと一緒にいいシーンを作り上げていきたいですね。
視聴者のみなさまにメッセージをお願いいたします!
多くの魅力が詰まった作品で、まずはとにかく見ていただきたいなというのがいちばんの思いです。素敵なキャストの方々が集まっていますので、ぜひ楽しみにしてください。
パク・ジュンソ(SLL制作代表/エグゼクティブプロデューサー)
テレビ朝日とSLLが共同企画、制作した初のオリジナルドラマ「魔物」を視聴者の皆様にお披露目することができ、大変嬉しく思います。「魔物」は韓国と日本のトップクラスのクリエイターたちが協力して企画したラブスリラーで、人間の愛と欲望、嫉妬と容赦などの心理が精巧に組まれています。各人物の仮面の裏に隠された真・・・そして緊張感あふれる展開は、テレビ朝日の伝統ある金曜ナイト枠の視聴者たちに新しい没入感を与えることと思います。これからもテレビ朝日とSLLの持続的な協力を通じて、より多彩な作品を披露できることを願っています。