八木勇征、人気子役のサプライズ登壇に感激「やばい!可愛いんですけど」

FANTASTICSの八木勇征(27)が6日、都内で行われた主演映画『僕らは人生で一回だけ魔法が使える』(公開中)のティーチイン上映会に登壇し、イベント終盤にサプライズ登壇した高木波瑠(10)との再会に感激の表情を見せた。
本作は、鈴木おさむが原作と脚本を手掛け、朗読劇「僕らは人生で一回だけ魔法が使える」を実写化した青春ドラマ。18歳になると2年間限定で一度だけ魔法が使えるという小さな村に暮らす少年たちが、魔法の使い道に悩みながら成長していく。イベントにはピアニストを目指す主人公アキトを演じる八木と、アキトの少年期を演じた高木のほか、木村真人監督も登壇した。
現在放送中のNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~ 」で横浜流星演じる主人公・蔦屋重三郎の幼少期役として注目を浴びる高木。イベントの終盤、高木が花束ゲストとしてサプライズ登壇し、客席の歓声に迎えられてステージに上がると、八木から「元気だった?」と声をかけられ、嬉しそうな表情。高木は「映画の中でハルヒをおんぶするシーンがあって大変だったけど、休憩の時、八木さんが僕をおんぶしてくれて嬉しかった」と撮影時の八木とのエピソードを紹介。八木は愛嬌たっぷりの高木に「やばい! 可愛いんですけど」と感激する。
八木も「1日だけだったけど、こんな僕とも仲良くしてくれたんです。序盤に波瑠くんに会えて、幼少期の頃のアキトを見れて、『アキトは大人になっていくと、まんまこういう感じだろうな』って役へのイメージが湧いたんです。この作品で大人のアキトをイメージできたのは波瑠くんのおかげ」と高木の演技を称えた。
八木は客席からの質問にも真摯に回答し、「アキトと八木勇征の共通点は?」と聞かれると、「アキトはひとつ決めたことは絶対にやり通す。ひとつ芯を持った人間。台本を読んでそれを感じて、すごく共感できました。自分とも似ている部分だと思います」と話す。そんな八木の回答に木村監督も反応し、「4人の中で会話を回しながら、自然とリーダーになっていくところ。それは現場で僕が見た八木勇征と似ていると思います」とコメント。「あと頑固なところ。意志の強いところは役とリンクしていたと思います」と振り返った。
八木はイベントを終えると感慨深げな表情で「FANTASTICSでファンクラブイベントをやったりすることがあるんですけど、今度一人でもやってみたいと思いました。そういう機会を作ったら、ぜひ皆さん会いにきてください」とファンとの交流を喜んでいた。(取材・文:名鹿祥史)