マイクが心音を拾うほどの恐怖…殺人鬼役ニコラス・ケイジとの初対面『ロングレッグス』衝撃メイキングが公開

ニコラス・ケイジがキャリア初の連続殺人鬼役に挑んだサイコスリラー映画『ロングレッグス』(3月14日全国公開)のメイキング映像が公開された。マイクが拾った、ケイジ演じる殺人鬼“ロングレッグス”と初めて対面した主演女優マイカ・モンローの激しい心臓の鼓動が収められている。
【動画】ニコラス・ケイジに恐怖した音…『ロングレッグス』メイキング映像
本作の舞台は、1990年代半ばのオレゴン州。新人FBI捜査官リー・ハーカー(マイカ)は、30年間で10件発生した、ある一家惨殺事件の捜査を任される。それは、各家族の父親が妻子を殺害したのち、自ら命を絶つという奇妙な事件。いずれの現場にも侵入者の痕跡はなく、“ロングレッグス”という署名付きの暗号文が残されていた。ハーカーは、謎の暗号文と少ない手がかりを頼りに、事件の裏に隠された恐るべき真相へと迫る。
公開された映像は、ハーカーが“ロングレッグス”と一対一の尋問に挑むシーンのメイキング。主演のマイカは、ロングレッグスの見た目を事前に知らされておらず、このシーンで初めてロングレッグスを演じるケイジと対面することになった。そして、特殊メイクを施したケイジの前に座ったマイカが、初めて彼を見た瞬間、そのあまりの衝撃から、衣装の下に付けていたマイクが彼女の高鳴る心拍音を捉えてしまったという。
映像内でロングレッグスのビジュアルは隠されているが、実際のマイカの心音は聞くことができる。安静時のマイカの心拍数は76だったが、このシーンで170まで急上昇したという。この撮影について「一生忘れない」ほど衝撃的だったと語ったマイカは「オズ(監督)は写真も何も見せてくれなかった。(ケイジが)数時間ヘアメイクの椅子に座っていたのは知っていたけど、それでも何もわからなかった! かなりシュールな体験で、一生忘れることはないと思う」と証言している。
本作のメガホンを取ったオズグッド・パーキンス監督は「マイカは素晴らしい俳優で、あのファーストテイクでは彼女の中にたくさんの感情が渦巻いているのを感じた。期待と緊張、愛、恐怖、悲しみ、興奮。すべてがあった」とモンローの繊細な演技を絶賛。ファーストテイクだからこそ発生した、2人の化学反応を切り取った貴重な映像となっている。(編集部・入倉功一)
映画『ロングレッグス』は3月14日より全国公開