中川大志、お気に入りシーンがカット…劇中で髪が急に短くなる

中川大志が15日、都内で行われた映画『早乙女カナコの場合は』の公開記念舞台あいさつに登壇し、お気に入りシーンがカットされたという悲しいエピソードを語った。この日は、橋本愛、山田杏奈、臼田あさ美、矢崎仁司監督も来場した。
本作は柚木麻子の小説「早稲女、女、男」を基にしたラブストーリー。大学の演劇サークルで出会った早乙女カナコ(橋本)と脚本家志望の先輩・長津田啓士(中川)の10年にわたる恋愛模様を描く。
長津田は口ばかりで脚本を完成させるどころか大学を卒業する気もなく、サークルの女子との浮気疑惑さえ出るような男。前回の舞台あいさつで「ファンの皆さんが想像していたのとは違う自分を見ることになると思います」と話していた中川は、「僕自身もたくさん入っているキャラクターになっていると思います。すごく不器用で人間くさいというか、弱い部分を軸に作っていった感じです。どんどん僕も好きになっていって一心同体になっていった記憶です」と振り返る。
思い出深いシーンを問われた中川は「カットされちゃったんですけど」と切り出し、「長津田が髪を切るシーンがありまして。長津田がずっと大事にしてきた前髪がハプニングで短くなっちゃうシーンがすごく好きだったんですけど、本編観たら急に髪が短くなっていて」と説明し、「どこかで……観ることないか」と諦めモード。しかし、矢崎監督から「ミュージックビデオを観ていただければ。カットしたシーンはほとんど入れてもらっています」と伝えられると、中川は「よかったです。いろいろ詰まっているシーンだった」と喜びつつ、「(観客の方にとっては)カットされたシーンを話されても……という感じ(ですよね)」と苦笑いしていた。
新シーズンが始まる時期ということで、これからチャレンジしたいことを発表することになると、中川は「けんちん汁。美味しいですよね?作ってみたいなというのがありまして。最近自分が通っているジムの食堂で食べたけんちん汁がすごく美味しくて、お味噌汁とか豚汁は作ったことがあるんですけど、けんちん汁は意外に作ったことがなくて、あれを超えるけんちん汁を作りたい」と意気込んだ。(錦怜那)
映画『早乙女カナコの場合は』は公開中