満島ひかり、安藤サクラの賛辞に涙「無理…めっちゃうれしい」
第48回日本アカデミー賞

第48回日本アカデミー賞の授賞式が14日、グランドプリンスホテル新高輪で行われ、優秀主演女優賞を受賞した5人を紹介する場で満島ひかりが司会・安藤サクラの言葉に感激して涙を流す場面があった。
優秀主演女優賞を受賞したのは満島のほか石原さとみ、上白石萌音、河合優実、草笛光子。満島は、59.6億円のヒットをたたき出した『ラストマイル』で主演。TBSの人気ドラマ「アンナチュラル」「MIU404」の塚原あゆ子監督と脚本・野木亜紀子、プロデューサー・新井順子が集結したサスペンスで、満島は巨大物流倉庫のセンター長に着任早々、未曽有の事態に巻き込まれる主人公を演じた。
最優秀主演女優賞の発表を前にしたトークの場面では、満島が「作品の中に『アンナチュラル』と『MIU404』が入っていて、なおかつ主人公が“あなたがいなくてもいい、わたしの代わりがいる誰か”そういったことが描かれていて、あまりの情報量で、ちょっと全然追いつかなくて。ほぼあまり理解できないまま撮影が始まっちゃったっていう」と苦戦した撮影を述懐。
そんな満島に対して安藤はすかさず「わたしは映画が始まってひかりちゃんが出てきて、大興奮したんですよね。よっしゃーって。すぐに連絡して。凄く胸がいっぱい」と感銘を受けたことを明かすと、満島は感激のあまり「わたしはもう多分、誰よりもサクラちゃんに褒められるのが無理……めっちゃうれしい」と涙を浮かべ、「すごい長いメールが来て。ラブラブラブラブ……っていう文字がいっぱいあって」と感謝。安藤も目に涙をためて「かっこよかったです」と賛辞を贈っていた。
満島と安藤は、2009年に公開された園子温監督の映画『愛のむきだし』で共演。満島は盗撮魔の主人公・悠(西島隆弘)と数奇な運命で絡み合う女子高生・洋子に。安藤は悠の前に立ちはだかる新興宗教団体の幹部を怪演していた。(編集部・石井百合子)