鈴鹿央士&山田杏奈、人間と人魚の恋を描くアニメ『ChaO』W主演 制作は「鉄コン」STUDIO4°C

俳優の鈴鹿央士と山田杏奈が、『鉄コン筋クリート』(2006)、『映画 えんとつ町のプペル』(2020)などで知られる、STUDIO4°C制作の新作アニメーション映画『ChaO』(8月15日全国公開)で声優を務めることが発表された。ティザービジュアルと特報映像も公開されている。
『ChaO』は、人間と人魚が共存する未来社会を舞台にしたオリジナルアニメーション。船舶を作る会社で働くサラリーマンのステファンは、ある日突然、人魚王国のお姫さま・チャオに求婚され、訳も分からないまま一緒に生活することに。純粋で真っすぐなチャオの愛情を受けて、ステファンは少しずつ彼女に惹かれていく。1枚1枚手描きされた、丹念なアニメーション表現にこだわり、圧倒的な作画量と美しい背景美術で、瑞々しくもかわいく人間と人魚の恋模様を描く。
鈴鹿が声を担当する主人公・ステファンは、どこにでもいるような平凡なサラリーマンの青年。公開中の『映画ドラえもん のび太の絵世界物語』などで声優を務める鈴鹿は「アニメ映画のお仕事をまた出来ると思っていなかったので、緊張と嬉しさと同時に身が引き締まる思いでした」とコメント。チャオ役の山田とは、人気ドラマ「MIU404」(2020)で共演しており「チャオの守りたくなるような可愛いらしさは山田さんの声が醸し出すものなのだろうなぁと思いました。強さを感じるところもあって、とても魅力的なキャラクターです」と語っている。

一方、山田が声を担当するヒロイン・チャオは、どこまでも純粋で素直な人魚のお姫さま。昨年は『ゴールデンカムイ』『正体』と話題作への出演で注目を浴びた山田は「この2人の掛け合いをぜひ楽しみにしていただきたいです!」と呼びかけている。
監督は青木康浩、キャラクターデザイン・総作画監督は小島大和、美術監督は滝口比呂志、音楽は村松崇継が担当する。キャストコメント全文は以下の通り。(編集部・入倉功一)
鈴鹿央士(ステファン役)
オファーをいただいた時、こうしてアニメ映画のお仕事をまた出来ると思っていなかったので、緊張と嬉しさと同時に身が引き締まる思いでした。
台本を読んでみて、設定も面白く個性的な映像で世界観に圧倒されました。未来感がある街や、登場人物の造形も観ていてワクワクするものでした。この画の感じと設定は、観てくださる方を引き込む力があると思います。
ステファンは、どこか締まらない頼りげの無い青年ですが、子供の頃の思い出から来る想いや自分の芯にあるものはとても強く持っていて、それがとても魅力的なキャラクターです。そんなステファンを演じる時、スタッフさんがよく褒めてくださって、僕もノリノリになりながら楽しく収録できたのがとても記憶に残っています。
チャオの守りたくなるような可愛いらしさは山田さんの声が醸し出すものなのだろうなぁと思いました。強さを感じるところもあって、とても魅力的なキャラクターです。チャオに振り回されっぱなしのステファンですが、その2人がとても微笑ましいので、ぜひ公開を楽しみに待っていてください。
山田杏奈(チャオ役) コメント
声で表現をする難しさがあるのでとても緊張していましたが、お声がけいただいてとても嬉しかったです。本作は、キャラクターがそれぞれ魅力的で、その世界観と色彩の美しさに圧倒されました。
私の演じたチャオは真っ直ぐで無邪気な人魚で、そしてステファンへの愛情に溢れてます。そのかわいらしさをどうしたら表現できるのか相談しながら演じさせていただきました。アフレコでは、声をのせたときチャオというキャラクターがどうしたらかわいく見えるか、葛藤しながら演じました。チャーミングさを出すためにチャオの動きに合わせて擬音のようなものを台詞で言ってみたりしたのですが、難しさも感じつつ楽しかったです。
チャオの想い人のステファンは、チャオのことであったり、仕事のことであったり翻弄されながらもがむしゃらなところがとても魅力的なキャラクターです。この2人の掛け合いをぜひ楽しみにしていただきたいです!