ラミ・マレック「ヒーローじゃない」“素人スパイ”役に挑戦『アマチュア』特別映像が公開

映画『ボヘミアン・ラプソディ』でアカデミー賞に輝く、ラミ・マレック主演のスパイアクション『アマチュア』(4月11日公開)から、ラミや共演陣が見どころを語る特別映像が公開された。
本作は、愛する妻をテロリストに殺害されたデスクワーク専門のCIA分析官が、素人(アマチュア)スパイとして、予想外の復讐に挑むノンストップサスペンス。ラミが演じるのは、腕っぷしは弱いが、CIA最高のIQを誇る主人公チャーリー。CIA職員だが“殺しの能力ゼロ”だったチャーリーの生活は、妻を殺されたことから一変。復讐のため、CIAにすら予測不能な方法でテロリストたちを追い詰めていき、その裏にある驚くべき陰謀に近づく。
7年ぶりの来日も決定しているラミは、スパイ映画の主人公を演じるのが念願だったといい「ずっと夢にみていたジャンルの映画だ。実現して驚いているよ」と本作への想いを明かしつつ、「チャーリーは典型的な工作員とは違う。ヒーローでもない、アマチュアだ。アマチュアなりに復讐にのぞむ苦労を表現したので、とても共感できるはず。人は誰しも英雄なんだ」と、ボンドやイーサンではない、普通の男性役に挑んだ理由を明かしている。
“スパイ映画史上最も地味な主人公”といえそうなチャーリーは、持ち前の頭脳と分析官として培った知識、そして愛する妻を殺された悲しみと怒り、復讐心を武器に、自分流の戦い方でテロリストたちを追い詰めていく。共演者のローレンス・フィッシュバーンは、そんなチャーリーを演じたラミについて「すばらしい俳優だ。かつてないほど複雑な男を見事に演じた」と絶賛、これまでのスパイと一味違う、チャーリーによる復讐劇への期待が高まる映像となっている。
チャーリーの妻サラ役を務めるのは、ジェームズ・ガン監督が手がける『スーパーマン』新作映画でヒロインを演じるレイチェル・ブロズナハン。そのほか「ウォーキング・デッド」などのジョン・バーンサルが出演する。(編集部・入倉功一)