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篠田正浩監督、94歳で死去 妻・岩下志麻さんの『極妻』舞台挨拶は中止

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※画像はイメージ
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 映画監督の篠田正浩さんが25日、肺炎のため94歳で亡くなったことが事務所の株式会社表現社より発表された。29日に予定されていた妻・岩下志麻さんの『極道の妻たち』舞台挨拶は中止となった。

大島渚監督通夜にて篠田正浩監督

 事務所・株式会社表現社によると篠田監督は同日午前4時55分に永眠。故人の遺志に従いすでに家族葬を執り行い、後日お別れの会を行う予定だという。

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 篠田監督は1953年松竹大船撮影所に入り、『恋の片道切符』で監督デビュー。1960年代安保を描いた『乾いた湖』(1960)では大島渚監督、吉田喜重監督とともに松竹ヌーベルバーグとして話題を呼び、1965年に松竹を退社後、岩下志麻さんと結婚。表現社を設立し、1969年『心中天網島』で高く評価された。代表作に『桜の森の満開の下』(1975)、『瀬戸内少年野球団』(1984)、『少年時代』(1990)、『写楽』(1995)など。『スパイ・ゾルゲ』(2003)の後、第一線から退いていたが2006年に山本一力の直木賞受賞作を映画化した『あかね空』が公開された。

 3月29日には7月27日をもって閉館を迎える丸の内TOEIで、妻・志麻さんの『極道の妻たち 決着(けじめ)』(1998)以来シリーズにおいて27年ぶりとなる舞台挨拶が予定されていたが、27日に東映株式会社より中止が発表された。

 株式会社表現社のコメントは下記の通り。(編集部・石井百合子)

 映画監督 篠田正浩は 2025年3月25日午前4時55分に肺炎のため 94 歳で永眠いたしました。ここにみなさまからの生前のご厚誼に深謝し、謹んでご報告申し上げます。故人の遺志に従い、すでに家族葬を執り行いました。後日お別れの会を行いたいと思っております。どうぞご理解の程、宜しくお願い申し上げます。これまで、篠田の映画製作を支えてくださった方々、また映画を愛してくださったみなさまに改めて心より感謝申し上げます。尚、誠に勝手ではございますが、供物、供花、弔電などはご遠慮させて戴きますこと、あわせてご了承くださいますようお願い申し上げます。

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