草笛光子と寺尾聰、50年ぶり共演シーン公開

草笛光子が主演を務める映画『アンジーのBARで逢いましょう』(4月4日全国公開)から、約50年ぶりの共演となる草笛と寺尾聰の共演シーンが公開された。
【動画】約50年ぶりの共演!『アンジーのBARで逢いましょう』本編映像
本作は、いわくつきの物件でバーを開業した謎多き女性・アンジーと、街の人々との交流を描くファンタジードラマ。アンジーとの出会いをきっかけに、街の人たちが自分らしく変わっていくさまを描く。アンジーを草笛が演じ、アンジーがバーを開く物件の大家・熊坂役を寺尾が務める。そのほか、青木柚、六平直政、石田ひかり、ディーン・フジオカらが共演。監督は『在りのままで進め』などの松本動、脚本は『十三人の刺客』などの天願大介が担当する。
公開された共演シーンでは、バーの開店準備が着々と進む中、熊坂がアンジーを訪ねる様子が映し出される。熊坂がこの店の以前の店主について「不幸な事故だった。私が一言、言っておけば」と後悔を口にし、それに対しアンジーが「よかったかもしれないし、そうでないかもしれない」と語りかける姿が描かれる。
寺尾は、1974年に放映されたドラマ「天下のおやじ」で母と息子を演じて以来、約50年ぶりとなる草笛との共演について、「本当に若いころに草笛さんがお母さん役で、息子に僕と水谷豊でした。まだデビューしてまだ間もないころで、若い俳優ふたりが撮影の帰りに『お前ポケットの中いくらある?』なんて交わしたことを今でもとてもよく覚えているのですが、そんな時期に草笛さんには大変よくしていただきました」と回想。そして「それ以来僕は共演が全くなかったので、僕ももうだいぶ年をとりましたし、草笛さんもだいぶ大ベテランになられて、最後に一度、共演したいなと思って駆け付けた次第です!」と笑顔で語った。草笛も「若い頃私の息子役をなさったご縁でプライベートでもずっと仲良くしていましたが、久しぶりの共演はとても嬉しかったです」と振り返っている。(加賀美光希)