『グレイテスト・ショーマン』ヒュー・ジャックマンの現在は？リアルなショーマンに
28日、ミュージカル映画『グレイテスト・ショーマン』が、日本テレビ系「金曜ロードショー」（夜9時～）で放送される。主演のヒュー・ジャックマンは現在どうしているのか？ 恋人サットン・フォスターとの交際や、離婚問題は？ 最近になり、ヒューがリアル“グレイテスト・ショーマン”ぶりを発揮する、新たなニュースも飛び込んできた。
ヒューは3月19日にビッグニュースを発表した。「Together（一緒に）」という名称の劇団を立ち上げたの。設立パートナーは、舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」などを手掛け、2023年に大英帝国勲章CBEを授与された英国の名演劇プロデューサー、ソニア・フリードマン。舞台監督は、ヒューと舞台「The River」などで組んでいる、英国の名演出家イアン・リックソン。この劇団は、英米だけでなく世界各地の小さな劇場で活動し、長編戯曲の短期上演に加えて、リーディングやイベントも行う。ステートメントによれば「ストーリーテリングの魅力を、観客により生で、より身近な形で伝えること」を目指すとのこと。具体的な上演スケジュールは未発表だが、ヒューの“グレーレスト・ショーマン”ぶりを、生で体験する機会が増えるに違いない朗報だ。
そんなヒューの気になるニュースといえば、新たな恋人サットンとの交際と、離婚問題。交際の経緯を見てみると、まずヒューが2023年9月に、これまで27年間の結婚生活を送ってきた女優デボラ＝リー・ファーネスとの破局を発表。2024年10月に、ヒューと舞台「ザ・ミュージック・マン」で共演したサットンが、10年間結婚していた夫との離婚を発表。そして本年、2025年1月、ヒューとサットンがロサンゼルスで手を繋いでディナーデートをしているところをゴシップサイトが掲載。2人の交際は、舞台「ザ・ジュージック・マン」関係者の間ではすでに噂になっていたことも報じられた。
さらにヒューとデボラの離婚は、現時点でまだ法律的に成立していないことも発覚。これは2人が結婚した1996年当時、ヒューはまだ新人で現在のような人気俳優ではなかったので婚前契約を結んでおらず、そのため離婚の交渉が難航しそうだからではないかと見られている。セレブの泥沼離婚といえば、ジョニー・デップやブラッド・ピットの例があるが、ヒューは果たして大丈夫なのか。
これについては、少々朗報がある。この3月17日、ゴシップサイト英 Daily Mail に関係者が語ったところによれば、2人とも離婚協議を裁判所などの公衆の面前で行うつもりはなく、元妻デボラが暮らしているニューヨークで話し合いを持つ予定だそう。ニューヨークには、2人が養子縁組で迎えた子供たち、24歳の息子オスカーと、19歳の娘エヴァも暮らしていて、これまでも子供たちの誕生日やホリデイには、家族がニューヨークで集合していたという。そこで穏やかな話し合いが行われることを期待したい。
私生活では波瀾がありそうなヒューだが、俳優業は順調で、今度も新作が続々。すでに撮影済みで2026年2月2日全米公開なのが映画『スリー・バッグズ・フル：ア・シープ・ディテクティヴ・ムービー（原題） / Three Bags Full:A Sheep Detective Movie』。監督は、アニメ映画『ミニオンズ フィーバー』のカイル・バルダ。レオニー・スヴァンの小説「ひつじ探偵団」を原作に、ひつじたちが羊飼いジョージの不可解な死の真相を捜査するコメディー・ミステリーで、ヒューは羊飼い役を演じる。エマ・トンプソン、ニコラス・ガリツィンらが共演する。
また、映画『ソング・サング・ブルー（原題） / Song Sung Blue』もポストプロダクション中。実話を元に、米人気ミュージシャン、ニール・ダイアモンドのトリビュート・バンドとして活動する夫婦を描く作品で、ヒューは『ナイブズ・アウト：グラス・オニオン』のケイト・ハドソンと主人公夫婦を演じる。監督は『星の王子ニューヨークへ行く2』のクレイグ・ブリュワーが務める。
さらに『クワイエット・プレイス：DAY1』のマイケル・サルノスキ監督の新作映画『ザ・デス・オブ・ロビン・フッド（原題） / The Death of Robin Hood』がアイルランドで撮影開始。この映画ではロビン・フッド役を演じ、ジョディ・カマー、ビル・スカルガルドと共演する。つい先日の3月25日には、Instagram で大きな口髭を剃る動画や、アイルランドの美しい風景をシェアしている。この口髭が役づくりのためなのかも気になるところだ。
続いて、製作準備中なのが映画『アポルトル・ポール（原題）／Apostle Paul』。ヒューが主演し、イエス・キリストの使徒パウロを描くもの。『エンド・オブ・ステイツ』『ある決闘 セントヘレナの掟』などの脚本家マット・クックが、初の長編映画監督に挑む。こうした新作ラッシュを見ると、離婚裁判をしている暇はなさそう？ 今後も新劇団の舞台と、新作映画で大忙しになりそうだ。（平沢薫）
