朝ドラ「あんぱん」連日の衝撃展開 ラストシーンで判明【ネタバレ】

俳優の今田美桜が主演を務める連続テレビ小説「あんぱん」(NHK総合・月~土、午前8時~ほか ※土曜は1週間の振り返り)第4回が3日に放送。ラストシーンで急展開を迎え、ヒロインの父の身の上に起きたことが明らかになった。
朝ドラ112作目の「あんぱん」は、「アンパンマン」の生みの親・やなせたかしさんと小松暢さんの夫婦をモデルとしたオリジナル作品。激動の時代にさまざまな苦難を乗り越え、やがてアンパンマンを生み出していく二人の愛と勇気の物語をフィクションとして描く。脚本は「花子とアン」「Doctor-X 外科医・大門未知子」などの中園ミホ。今田が暢さんをモデルとした主人公・朝田のぶ、北村匠海がやなせさんをモデルとした柳井嵩を演じる。
第1週は、昭和2年の高知県を舞台に幼少期ののぶ(永瀬ゆずな)と嵩(木村優来)の出会いからスタート。昨日の第3回では、嵩の母・登美子(松嶋菜々子)が、再婚するために嵩を置き去りにして出て行ったことが明らかに。続く今回は、のぶの父・結太郎(加瀬亮)がひと月、海外へ出張するため、のぶが見送るシーンなどが描かれた。
のぶが強情なのは自分に似ており、そのまんまで良い子だと娘を優しく大きな愛で包む結太郎。「女子も遠慮せんと大志を抱きや」と諭して出張へ向かう結太郎をのぶは追いかけ、駅までついて行った。夢に迷うのぶに「ゆっくり見つけたらいい」「見つかったら思いっきり突っ走ればいい」と励ます結太郎。自分がかぶっていた帽子をのぶの頭にぽんっとのせ、汽車に乗って出かけていった。のぶは世界一大好きな父に早く帰ってきてと伝え、「行ってらっしゃ~い!」と明るく元気に手を振りながら送り出した。
その後、柳井医院に電話があり、受け取った寛(竹野内豊)が「はい。うちの患者ですが」「えっ?」と無言に。夜分に朝田家へ出向き、結太郎が帰りの船上で心臓発作を起こし、「息を……引き取られたそうです」と一家に伝え、結太郎が亡くなったことが明らかに。結太郎は第2回(4月1日放送)で寛の診察を受けており、脈に乱れがあるため、無理せずにたまには休めと注意されていた。
連日の衝撃展開に、視聴者も騒然。直後に放送された情報番組「あさイチ」でも、司会の博多華丸・大吉と鈴木奈穂子アナウンサーが「急すぎる」「まだ(放送開始から)4日目なのに」「いやー驚いた」とショックを受けていた。
明日の第5回では、悲しみに暮れる朝田家の様子や、涙を一粒も流さなかったのぶが必死に父を探す姿などが描かれる。(清水一)