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まほのハリウッド日記6

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森田まほ
映画が好き!現場で働きたい!その思いがこうじて単身アメリカ、ハリウッドへ渡り, 現場でインターンとして日夜現場を飛び回る日々が続く。

 みなさーーん!!こんにちは。

今回は、私の周りで起きた、悲惨なハプニングをお送りしたいとおもいまーす!

 それは、私のルームメイトJessicaに襲いかかった出来事でした。彼女は、ある監督さんのパーソナルアシスタントをしているやり手の女の子。私より2つ年上で、酒にも強い頼りがいのあるねーさんです。

 そんな彼女が、ロケ先のカナダから私に電話をしてきました。  ホントは、英語なんですが、ここはひとつ日本語で、、

 “マホーーー!!ヤバイよーー。マジでどーしようどーしようどーしよう。“

とかなりパニック状態。私も、やつがこんなに慌ててるところは、初めてだったので一緒になって

 “なになになになに!!ど、ど、どーしたどーしたーー!!”

と一緒にパニック。 事情を聞くと彼女は、監督、そして俳優さんに届けるように、会計士さんから預かったチェック(いわゆるお給料の小切手ですね)を全てなくしたとの事、、、、。

その額しめてン万ドル、、、(ひょえーーー)とのこと。

なんでそんなこと私に電話してくるんじゃあアーー!!しかも彼女の映画には、あの有名な、エル.マクファーソンが出ていて、今彼女に給料を渡そうとして、ないことに気付いたらしい、、、。じぇしかは、なんとか、ごまかして、逃げ出しては来たものの、エルは、  

「あんた、なくしたの???!!」

と早くも察知したらしくこれはもう、究極に大ピンチなわけです!!  

「いえいえ、まさか。ちょーーッと待っててくださいねー」

と、言ったというが、その言葉からすでに、20分は経っているとの事、、、。

ヤバイよ-ヤバイッスヨジェシカチャン。でもこんなときに私に電話してくれてありがとう。

が、彼女いわく、マホが助けてくれるとは思わなかったが誰かと話してないと、発狂しそうだから電話しただけらしい。ちっっ。  でもそのン万ドルって一体なくしたらどーなるんだろう。考えただけでぞっとした。ジェシカもあまりに追いこまれて、逃亡を企て出すし、、。

そんなことしたら、横領罪だって!!でも彼女のあせりようは、よくわかる。きっと、もうおろおろおろおろしてるんだろうな、、。かわいそうに。  彼女は、私と電話しつつもかばんの中、車の中、事務所、全てを検索していた。しかも平静を装いつつ、エル、さらに監督に見つからないように、、、。

 そして、、、日本の金田一マホは、はっと気付いたのだった。

ジェシカが、私と同じように、撮影のたんびに、めちゃめちゃ太って帰ってくることを、そして、それにより彼女がいつも現場で、どこにいたかを、人々に知らしめていることを、、、。

 そう、私は、思い出した、彼女の言葉を、、

「マホーー。なんか現場って退屈でさー。私いっつもケータリング(お菓子の宝庫の机)でドーナッツばっか食ってんだー。ヤバイよねー。ははは?」  

そーだった!!やつも、ケータリングの主だった!!私と同じように!!

「ジェシカ!!!ケータリングだ!!」

私がそう叫んだ瞬間、三秒ほどの沈黙のあとなぜか、電話は切れた。私はこの行動を、「ハッソウダ。」と気付いてジェシカが走り出したとみた。

 というわけで、大切な給料は、ドーナッツの横で発見され、ジェシカの首は、九死に一生を得たというわけです。ほっっ。

森田まほ

                             

来週に続く…

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maho@flix.co.jp

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