まほのハリウッド日記17
ハロウィンの悲劇 ~俳優アンソニー・リーさんの死によせて~ |
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またしても、ハロウィンで、悲しい事件が起きてしまいましたね。 楽しいハロウィンのパーティーの最中に、警察に4発も撃たれてしまう、、なんてひ どい、悲しい話でしょうか。 それも、ロスで起きたのですから本当に、身の毛がよだ つ思いです。 これは私の友達が、仲の良い友達の家のプールで男友達2人と、遊んでいた時のお話 なんですけど、みんな、水をかけあったりして、相当盛り上がってたらしいんです。 ほら、よく水とかかけっこすると、キャーキャーいうでしょ?「ギゃ-やめて-!! 」とか、、。 そしたら、今回と全く同じで、近所の人が通報したらしいんです。「なにやら、女の 子が、プールで、男にレイプされてる」って。 そんなこと全然知らない本人達は、そのまま、プールで遊び続けてたのですが、なん と警官は、庭から突入してきちゃったんです。 暗がりで、突然ライトを照らされた三人は、もちろんびっくり。 ちょっと想像してみ て下さい。もちろん照らされた3人からは、警官の姿は、確認できません。始めは、 誰も警官だなんて思いもせず、「誰だ!?」。と聞くと、突然2人の警官が飛び込ん できて、男の子に、「警察だ。動くな!!」って銃を向けたのです。 もちろん彼等は両手を挙げ、すぐに女の子が状況を説明して、一件落着だったんです
けど、もし、リーさんのように、誰かが、おもちゃの水鉄砲を持ってて、それをふざ
けて撃ったりでもしていたら?? ハッキリ言って、この話を初めて友達に聞いた時、エーーッそんなんで、警察なんて 来ちゃうわけ? 何かおかし-!!なんて、ちょッとした笑い話ぐらいにしか思って なかったんです。 でも、こんどのニュースをきいたとき、一番最初にこのことを思い出しました。 ハロウィンは、アメリカの子供にとって、とても楽しい行事のはずです。 今でも、も ちろんトリックオアトリートを、町中で盛大にやってるところは、沢山あります。 私の親戚はサンタモニカっていうすごい素敵な所にすんでいて、そこのハロウィンは 、町中のお家が、飾り付けしてて、沢山の仮装した子供達がいっぱいいて、私も、こ 、これがアメリカ本場のハロウィンなのね!!と超感動するくらいでした。 でも、一歩そこを離れて、ハリウッドの我が家に帰ってくると、どこも若い子たちの どんちゃん騒ぎだけで、仮装した子供はほんとにちらほら。私のお隣の3つになるジ ミ-くんも、お友達の家のパーティーに行っただけで、トリックオアトリートには、 回らなかったそうです。そりゃそうですよね、ドアを開けたら、麻薬でヘロヘロにな ってる人がいたりする可能性だってあるんだから。 私のおうちにも、8歳くらいの男の子が「お菓子がないならたばこでもいいよ」な- んてやってきたり、、。もちろん馬鹿たれッとしかって追い返しましたけど。 いずれにせよ、楽しいはずのハロウィンで、こんな悲しい事件が起きるなんて、アメ リカでは子供のためのハロウィンと言うよりも、大人のためのハロウィンになってき てる証拠かもしれません。 アンソニー・リーさんに心から御冥福を。これから先、小さい子供が犠牲になる日 がこないことを祈るばかりです。 森田まほ 来週に続く… |