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マイケル・ダグラス&キャサリン・ゼタ=ジョーンズ インタヴュー
麻薬密売の陰謀を描く話題作で 注目のカップルが共演
『トラフィック』
4月28日
丸の内ピカデリー1他全国松竹・東急系
配給:日本ヘラルド映画
(『トラフィック』は第73回アカデミー賞にて、助演男優賞(ベニチオ・デル・トロ)、脚色賞、編集賞と3部門の受賞。また、スティーブン・ソダーバーグ監督
は『エリン・ブロコビッチ』で監督賞を受賞している。)
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エネルギーが満ちていて、体調はとても良かったわ |
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タフで怖いもの知らずな妊婦がハリウッド映画に登場することは滅多にない。例外と言えば『ファーゴ』のフランシス・マクドーマンドぐらいだろうか。
『トラフィック』で逞しい妊婦を演じたキャサリン・ゼタ=ジョーンズもその例外に加わった1人だ。マクドーマンドと違って、本作品撮影中に実際に妊娠していたゼタ=ジョーンズは、つわりやむくみと格闘しながら撮影に臨んだ。しかし実際に妊娠していたという事実が、ポジティヴなホルモンを与え、演技に良い影響も与えたのだという。妊娠中の6ヵ月間を撮影現場で過ごした彼女は言う。「エネルギーが満ちていて、体調はとても良かったわ」
昨年8月に息子ディランをもうけたゼタ=ジョーンズは、妊娠の事実に気がついた時、役を降りようとは考えなかったと言う。この役のオファーを受けた後に妊娠を知ったのだが、パスするにはもったいない素晴らしい役柄に思えた。現在の夫で当時はフィアンセであり、本作品に出演もしているマイケル・ダグラスとも相談した結果
、この役を演じることは、観客が彼女に持っている先入観を取り除くいいチャンスかもしれないと考えたのだ。
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まったくの作り話を記事にされたりしているのを目にすると、大変傷つくものだ
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彼女とはかなり年の離れたマイケル・ダグラスとの恋愛関係、それに続く妊娠は、彼女たちが付き合い始めた2年程前からタブロイド紙面
上をにぎやかに飾ってきた。「カップルのうち2人ともが有名人であるということで、マスコミの注目も2倍になってしまうということは分かる」とダグラス。注目を浴びることに対しては慣れている2人だが、それでも「まったくの作り話を記事にされたりしているのを目にすると、大変傷つくものだ」と嘆く。今では「間違って伝わっている話はなるべく直すようにしている」とのこと。
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完成した映画を見直してみて、妊娠しないでこの役を演じることなんて絶対できないと思ったわ |
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ゼタ=ジョーンズは、撮影前に『トラフィック』の脚本家及び監督であるスティーヴン・ソダーバーグに、妊娠している旨を告げるとともに、彼女が演じるキャラクターを妊婦にするように脚本を書き換えるよう進言した。
「妊娠しているという設定にすることによって、彼女のぎりぎりに張り詰めた感じを際立たせることができると思ったのよ」とゼタ=ジョーンズ。「完成した映画を見直してみて、妊娠しないでこの役を演じることなんて絶対できないと思ったわ」。ソダーバーグも同意見だ。「彼女が実際に妊娠しているということを観客が知っていることで、妊婦を演じる彼女に真実味が増すことになる」
ゼタ=ジョーンズの妊娠を告げられた時の様子を思い起こして次のような冗談を言うソダーバーグ。「それはこの映画の準備をしている時で、ちょうど予算が足りなくて困っていた時だったんだ。タブロイド紙にこの事を漏らしたら、10万ドルぐらいの報酬を稼げるかもしれないと思ったものだよ」
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