織田裕二　特集

2001年6月13日

CMの現場から…

お話を伺った方：日本生命保険相互会社　広宣担当者

日本生命では、6月23日より「生きるチカラ」の新広告シリーズを全国展開している。映画のようなストーリー性のある作りと、炎をバックにした織田裕二の激しいアクション・シーンが話題の「たくましい男」篇だ。

ＣＭの場面設定は近未来都市。織田の役柄は、多発する犯罪から都市を守り、悪と戦う使命を負った“ヒーロー織田”だ。「たくましい男」篇は、真夜中に爆弾テロに関する情報が入り、ヒーロー織田は高層ビルの26階に急行するところから始まる。爆弾を見つけた瞬間、タイマーのカウンターが＜０＞になり、強烈な爆風にヒーロー織田はビルの外へ放り出されてしまう。だが、彼は自分の生命に危機が迫っても、生命保険の内容や保障期間、保障金額が気になって仕方がないという、世にも稀な「マメ」さを持つ男。そのため、携帯電話がなるやいなや、ヒーロー織田は通話相手に保険証券の内容をチェックさせる。こうして、ヒーロー織田の入院は１泊２日で済むことに。

【撮影エピソード】

撮影は、５月下旬の都内スタジオにて行われました。最新のＳＦＸを駆使した合成作業には丸２日間を費やしたのですが、連日深夜にまで及ぶアクション・シーンの撮影は織田さんにとってはとても大変なものだったと思います。ですが、疲れを見せることもなく、織田さんは走る、飛ぶなどの基本的なアクションから劇中のユーモラスな性格付けをするナレーション、携帯電話や手帳などの小物に関しても、実にさまざまなアイディアを出して積極的に撮影に取り組んでいました。ヒーロー織田役に成り切っていましたね（笑）。

爆発シーンでは、爆発の臨場感を出すために巨大な扇風機で爆風を送ったりと大掛かりな撮影となりました。織田さんが携帯で電話をしているシーンは、都内のある駐車場で撮影されたのですが、救急車やパトカーなどを集めたおかげで、近所の人々が次々と集まってきてしまって……。

さらに、そこに織田さんの姿を発見すると、もう大騒ぎになってしまいました。ただ、撮影だとわかると、近所のみなさんはまるでハリウッド映画のような本格的な撮影に、真夜中にも拘わらずじーっと最後まで見守っていました。

前回のバージョン【生きるチカラ】篇について

【常に真剣、仕事に対して前向きな姿勢】
最初にお会いした時は、とにかく素晴らしい好青年という印象でしたね。ＣＭの撮影には積極的に取り組んでいて、常に真剣でした。仕事に対して、とても前向きなスタンスをとってらっしゃる方だと思います。海辺で織田さんが風に吹かれている「生きるチカラ」篇は「先を見据えている、先を見ている」という当社の保険のコンセプトに合わせたもので、織田さんの横顔をメインに未来へ向かっていくような、そんなイメージを演出しているんです。とてもキレイな瞳を持っている方なので、ポスターもかなりアップのものが多いんですが、アップがこんなにビシっと決まるというか映える俳優さんもすごいなと。これは、織田さん自身のイメージにもとても合っていると思います。

【気さくで、周囲にも気をつかっている】
撮影当日は曇り空で、晴れ間をねらっての強行軍でした。春に放送するＣＭだったので織田さんの服装なども春っぽい、軽い感じのものですが、撮影は冬だったのですごく寒かったんですよ。だからテイクが終わるごとに、スタッフが防寒着や毛布を持って織田さんのところに走っていくという感じで、なかなか大変でした。でも、織田さんはとても協力的で、スタッフや周りの人に対しても気さくに接していたので撮影は滞りなく進みました。今回の作品は織田さんのイメージにぴったりとハマった作品だったと思います。

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