まほの[子連れ]ハリウッドへの道33
ジャマイカ旅行…恐怖の落とし穴!(恐怖のケツ星人の巻) |
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「ブロークダウンパレス」っつーおっそろしい映画がありますね。二人の女の子がタイに旅行して、犯罪に巻き込まれてしまうってお話。 今日はそんな怖い事件に巻き込まれた、ある不幸な女の子についてお話しましょう。皆さんも女同士の旅には十分ご注意を! <ヒョヒョヒョヒョヒョー> ご近所のウェンディーちゃんは、マイカーを持っていないので私はよく買い物がてら彼女を乗っけてスーパーにお買い物に行きました。その日は,ウェンディーがジャマイカ旅行から帰ってきた次の日。 ボブ・マーリーのTシャツでもお土産にいただこうかしらんと私はかなりいやらしい下心を抱きつつ彼女を迎えに行きました。 「まっほーー。ひっさしぶりー!!」 扉を開けた瞬間からスーパーに着くまで彼女は楽しい旅の話に夢中。仕方ないから聞いててやると今日は スーパーの1時間仕上げの写真屋に旅行の写真を出しに行きたいらしい。う。もしやこれから1時間もこいつの旅バナをきかにゃあならんのか。く……。 でも、きっといつかは土産のチョコのひとつでももらえるでしょうと腹をくくり、しばし彼女のおしゃべりを聞くことにしたやさしい私。 ウェンディーによるとジャマイカってとこはそうとう楽しい所らしい。私には、映画の「クールランニング」しか思いつかないのだけど、かなりリゾートで実はハリウッドのセレブなんかも来てたりするんだって。うーん、意外ですよねえ。実はこっちでも日本と同じくハワイがすごい人気だったりするんだけど、それに飽きた若手の俳優さんたちが来るんだってさ。 でも治安とかってどうなんだろう。何気にすごいやばかったりするんじゃない??と思っていると,ウェンディーがちょっと怖い話をしてくれた。 ウェンディーはジャマイカのとってもきれいなコテージに七日間仲良しの女の子3人と泊まっていた。(彼女はUCLAの学生さんでこの旅行は卒業旅行だったんだって。おしゃれだよねー) そして事件が起きたのは、その旅行の最終日。 最後の夜って事でかなり飲んだくれて夜中の2時ごろコテージに帰ってくると部屋がどうも汚い。結構,散らかしてったから勘違いかと思ったらしいんだけどそれにしても汚すぎる。しかも!あろうことかドロドロの裸足の大きな足跡がベランダへと続いていた…。 きゃー! そら「キャー!!」だ。 それからはもう大変で、警察は来るわ何やらでてんやわんやの大騒ぎだったそうだ。でもラッキーなことに何にも盗られてはいず部屋をただ荒らされたこと以外はすべて無事だったんだと。いやあよかったよかった。 そんな話を聞いてるうちに一時間は過ぎ、私達は彼女の写真を受け取りに。踊ってる写真や、きれいな海の写真、ウェンディーがらりってる(?)写真などなど楽しい思い出を二人で見ていたんだけど、最後の一枚がなんか妙。 「こ、これもしや例のホテルの部屋?」 それはかなりとっ散らかった部屋の写真だった。しかも何やらまんなからへんに黒い影が写っている。う。もしや心霊写真か。 「なんか人っぽいね。マホ。」 いや。どう見ても人だ。しかも、この人裸だ。素っ裸。どうやら、この人が、ウェンディーの部屋を荒らした張本人らしい。ジャマイカの地元の人だろうか、黒人のやたら体格がいい人が、こちらを振りかえりながら素敵なスマイルを送っている。 「誰こいつ」ただの写りたがり屋の部屋荒らしか? ここで、私が注目したのは彼のケツである。彼のプリンと引き締まったおケツから何かが出ているのだ。ふむ、こりゃなんぞや。こ、こ、こりゃ……。 そして、スーパー中にウェンディーちゃんの叫び声が響き渡った。 「オーーーマイガーーーーーッ」 私がロスに来て初めて聞いた、アメリカ人のかなり本気なオオマイガー。 全裸の黒人のスマイル兄ちゃんのケツからにょっきりはみ出ていたもの。 それは3本の歯ブラシの柄だったのでした。アーメン。 来週に続く… |