主役で映画初出演の竹野内 豊を始め、篠原 凉子、ユースケ・サンタマリア、監督の中江
功、原作者の江國香織、辻 仁成が出席。舞台挨拶には椎名 桔平も加わった。ヒロイン役のケリー・チャンは体調不良のため欠席。
本作品は約40日に及ぶイタリア・フィレンツェ、ミラノのロケを敢行。日本映画の海外ロケとしては異例ともいえる、200人のエキストラを動員したミラノ駅のシーンやフィレンツェの街の空撮シーンなど、スケールの大きな撮影が作品が行われた。
映画に出るために俳優になったと自ら語る竹野内は「試写を観たがまだ、実感が湧きません。一つ一つのシーンに思い入れがあります。時間がある時に、劇場に行ってもう一度観たいと思います」と言葉を選びながら語った。
また、壮大なスケールのイタリア・ロケの中で、ユースケ・サンタマリアは「2泊4日で、イタリアにワン・シーン撮るために行きました。でも、僕の出番は部屋の中だけのシーンなんです。せっかくイタリア来たのにスタジオ・セットと思われる方も多いかも……。監督に街を歩くシーンを入れるように要求したのですが却下されました! 」とおどけた口調だった。
今回の役柄では恋人の愛に疑問を持ち続ける、という繊細な役柄に挑戦した篠原涼子は、「難しい役と言われますが、あまり考えすぎると、なにも出来なくなるので直感的に、動物的カンで演じました」とにこやかに微笑みながら答える。
いまや、大ベストセラーともなった本作の原作者、江國香織、辻仁成らは「今回は原作のことは気にしないで自由に作っていくださいと監督にお願いしました。また、特定の人ではなく、一人一人にとって特別
な物語であってほしいと思います」と映画に込めた物語への思いを語った。
その言葉を受けた中江監督は「多くの原作ファンがいるだけに、原作のイメージをくずさないように、それでいて自分のオリジナリティを盛り込むのに気を使いました。また、日本の風景とイタリアの風景では違って見えるように工夫したつもりです。精一杯作ったので、皆さんどうぞ劇場に脚を運んでください。」
『冷静と情熱のあいだ』は11月10日(土)全国東宝系にて
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